Mr.Sの助手 4【ツイステ】 (ページ9)

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「私が投げたこの手鏡が地面に落ちて割れるのが始まりの合図です。
では………

レディ、ファイッ！｣

決闘開始、そして終了。

瞬殺だった。

「｢うわあああ！！｣｣

「ぐ………っ、くそぉ！魔法を具現化させるヒマもなしかよ！｣

「ここまで手も足も出ないなんて………｣

「は、速い！｣

『やっぱ即守りに入った方が良かったんじゃん？』

まぁこれは守りに入ったとしても無理だったか。
実力差がありすぎるよね。

「魔法の強さはイマジネーションの強さ。
魔法の効果を強く思い描くほど正確性も増す。

ローズハート君はますます魔法に磨きがかかっていますね｣

「ふな“ぁぁ……レベルが違い過ぎるんだぞ｣

「フン、5秒もかからなかったね。その程度の実力でよくボクに挑もうと思ったものだ。恥ずかしくないのかい？｣

『お？アイツ煽ってんな？？肉弾戦が良いならボコボコにしてやんのに』

「ちょ、Aは他寮………ていうか在校生ですら無いから｣

『じゃあ普通に喧嘩ふっかけよっかな』

「やめて｣

『ハイ』

年下に怒られる私。
あぁ、恥ずかしい。

「やっぱりルールを破る奴は何をやってもダメ。お母様の言う通りだ｣

マザコンかて。

「くっ………確かにルールは守るべきだ。でも、無茶苦茶なルールを押し付けるのはただの横暴だ！｣

「ハァ？ルール破れば罰が下る。そして、この寮では僕がルールだ。

だからボクが決めた事に従えない奴は首を跳ねられたって文句は言えないんだよ！｣

これが横暴な人の例です。
皆、テストに出るからねー。

『そういうのが横暴だっつってんだよ独裁者』

「ルールだからって何をしても良い訳じゃ無い！｣

「罰則もないルールなんか誰も従わない！そんな事も分からないなんて、君達は一体どんな教育を受けて来たの？｣

日本の義務教育だわ！！！
まぁまぁいい教育受けてんぞ！！！

「どうせ大した魔法も使えない親から産まれてこの学園に入る迄ロクな教育も受けられなかったんだろう。実に不憫だ｣

『……は？』

「…………テメッ……｣

「ふざっっっけんなよ！！！｣

───ドゴッ！

『わ、痛そ～～』