Mr.Sの助手 4【ツイステ】 (ページ6)

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そろそろ行かなきゃならん時間かな。

普段はやってない配達サービスまで受け持っちゃうなんて私ってばやっさし～！！！

『あ、前言撤回』

あのカラスと一緒になっちゃうじゃん。
それだけは勘弁。

まぁ別に配達サービスを誰にでもやるかっつったらそうでは無い。

相手がクルーウェル様だったから。
それ以外に理由は無い。

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『たのもー！』

「あれ、Aちゃん。どうしたんスか？｣

『え？ラギーくん？』

タイツリソウを両手に抱えて準備室の扉をドーン！！とやったら中に居たのはクルーウェル様では無くラギーくん。
まさかの事態に素っ頓狂な声が出た。

いや私の声キモッ。

『クルーウェル様にお届け物なんだけどな……もういいや。ラギーくんこれ受け取って』

「なに……ってこれタイツリソウじゃないスか！！｣

渡した袋の中身を見て叫んでから安心したような顔。

顔芸選手権優勝出来るかもね。
そんなん無いけど。

てかなんで安心してんの？
もしかして今日のお昼無い感じ？

「授業で使う分無いなって思ってた所なんスよ！いや～、助かったっス！｣

『そら良かった。ラギーくん可愛いね』

「え？｣

『え？』

え？

「ブッチ、タイツリソウの事だが……………何だ？｣

『え？』

「いや、Aちゃん何か言って！怖い！｣

イケメンに真顔で見詰められたら流石に何も言えなくなるって。
だってあの人威圧感ある系のイケメンじゃん。

「此処は巫山戯て遊ぶ様な場所ではn｣

『待って待って！遊んで無いですよ！！ね、ラギーくん！！！』

「そうっスよ！ちょっとお喋りしてただけで！！｣

これはマジだから！！

本気と書いてマジだから！！

「………まぁ良い。ブッチはそのまま作業を頼むぞ。Aはタイツリソウの件だな？｣

『はい！しっかりラギーくんに渡しましたよ』

「助かった。礼は……そうだな、今度また店へ行く｣

『お待ちしておりまーす。あ、ラギーくんも良かったら来てね』

どうせレオナさんの昼飯買うんだろうし。
たまには食堂じゃなくてこっちも来て欲しい。

知り合い来るの嬉しいし。

「昼休みに行くんで焼肉サンド取っといて欲しいッス｣

『オッケー』

焼肉サンドと野菜たっぷりサラダと焼きドーナツね。

レオナさんには野菜を大量に食べて貰わなきゃ。