第194話 ページ4
そして、何かを慌てるように言う華弥ちゃんに少し違和感を覚える。
『…何をそんなに慌ててるの？』
竜お兄ちゃんといた光景を見られていたのに不思議と私は、至って冷静に言葉を放てた。
『華弥ちゃん、何か勘違いしてるよ。私は稀咲さんの命令で竜お…竜胆さんと会ったりなんてしない。
助けてくれただけだよ。』
危ない危ない。
竜お兄ちゃんって言おうとしてしまった。
敢えて隠しながら、淡々とあの時起こったことを話せば華弥ちゃんは少しずつ落ち着いた。
…あぁ、やっぱり何か勘違いを起こしてたんだ。
ホッとする反面、複雑な気持ちになる。
華「…でも、稀咲と何か関係は、」
『…全く持ってないよ。…スッキリした？』
華「…うん、引き留めてごめん…」
いつもと変わらない華弥ちゃんがシュンとなって謝る。
『…私もう行くね。』
長い時間一緒にいればいつかボロが出るだろう、そう判断した私はドアに手をかける。
華「待ってっ…！最後に一つだけ」
そんな私を、華弥ちゃんは何かを決め込んだような瞳をして言った。
華「最後まで、ワガママ言ってごめんっ…
けど、聞いてほしい。」
『…何、？』
そう言う華弥ちゃんはなんだか怖くて目が合わない。
合ったら、涙が出そう。
華「…私、稀咲にずっと脅されてた。」
『……は？』
稀咲さんに脅されていた…？
何を、言っているの…？
あまりのことに言葉を失った。
どう声をかけていいかも分からない。
華「“小鳥遊Aの人生をめちゃくちゃにされたくなかったら、俺の言うことを聞け。”
…初めは何かの冗談だと相手にしなかった。
でも今まで見たきた数々の悪態があるからこそ、その言葉に本気だろうと、私は思った。
実際にそんな風に仕掛けられそうになったの…。
私のせいでAを壊されるぐらいなら、離れたらいいなんて勝手に思って行動した。
本当はそんなことしたくなかったって言ったら、言い訳になるかもしれない。」
『…そ、んな…』
じゃぁ…華弥ちゃんは今まで、私のために…？
華「けど…もう負けないから言えることがある…！
私にとって、Aはずっとずっと、
＿＿＿＿＿＿大切な親友だから！！」
『っ…！』
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モチモチ(プロフ) - 🐻さん» 返信遅くなってすみません……！💦 ワカ全然出てないのにそう言っていただけるなんて嬉しいです！！ (2022年7月12日 15時) (
レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
🐻 - ワカを出してくれてありがとうございます！推しなのでめっちゃ嬉しいです！！ (2022年6月11日 18時) (レス) @page23 id: 9bf86ec6ad (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - 引きこもり隊さん» 嬉しいです…！！ありがとうございますっ🥹 (2022年5月14日 12時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
引きこもり隊 - いえいえ、誰にでも間違いはありますから！！作品とてもお面白くて毎日見てます笑頑張ってください！！ (2022年5月13日 22時) (レス) id: af8345609d (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - 引きこもり隊さん» これ真面目にお茶吹きました。わざわざありがとうございます…🥲 (2022年5月13日 22時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モチモチ | 作成日時：2022年4月5日 8時
