第193話 ページ3
学校に着いて、教室に向かう。
今日は佐野くんと一緒に登校することは出来なかった。
『…怒る、かなぁ』
何も連絡しないで来たし、ちゃんと言えばよかったなと後悔する。
『…明日が2月1日、』
日が過ぎるのが早いよ…
もう1ヶ月も経ったんだ…
とぼとぼと歩いていれば、後ろからグイッと誰かに腕を握られた。
『っ！……何、？』
クルっと振り返った先にいたのは華弥ちゃんだった。
バツが悪そうに顔を顰めて何も言わずに私の腕を引っ張られる。
『っ…ちょ、どこ行くの…！？』
どうしよう…！
こんなところが稀咲さんにでも見られたら…
稀咲さんの手下にでも見られたら…
考えただけでゾワッとくる。
連れてこられた場所は空き教室。
誰もいないことを確認した華弥ちゃんは私に顔を合わせようとしなかった。
『いきなり何…？私っ…もう一緒にいられないって言ったよね、？』
華「＿＿＿とどう＿＿なの…？」
俯き少量の声で華弥ちゃんは何かを言った。
でも小さすぎて何も聞き取れない。
『…え？』
思わず聞き返すと華弥ちゃんは顔をバッと上げ、私の方を見て言った。
華「灰谷竜胆とっ…どういう関係なのっ…？
危ないからっ…私は、灰谷兄弟に近づくなって…！なんでっ…一昨日、一緒にいたの…？
学校を休んでまで…！なんで一緒にいたの…！？」
『っ！？…なんでそれを…！』
華「Aの家の近くを通り過ぎたとき、家の前で2人が仲良さげに話してるんだもんっ…！
会話の内容までは聞き取れなかったけど、…どういうこと…！？」
『っ…』
華「っ…ねぇ、何もされてない？怪我とかもない…？」
…なんで、私の事を心配してくれるの？
華弥ちゃんは、私の事嫌いじゃないの…？
『なんで、今更そんなこと…』
華「稀咲なんでしょ…？」
『っ！』
華「稀咲がAを苦しめてるんでしょ…？
灰谷竜胆とつるんでたのも稀咲の命令のせいなんだよね、？
もう、そんなやつの言う通りにしなくていいからっ…！
私も、マイキーも、みんな、Aを守るから！
もう、大丈夫だから…！
どんなことがあっても私たちはAを見捨てたりしないからっ…！」
華弥ちゃんがそう言った途端、私はさっきの焦りがスーッと消えていった。
きっとこれは勘違いをしている、そう思ったのだ。
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モチモチ(プロフ) - 🐻さん» 返信遅くなってすみません……！💦 ワカ全然出てないのにそう言っていただけるなんて嬉しいです！！ (2022年7月12日 15時) (
レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
🐻 - ワカを出してくれてありがとうございます！推しなのでめっちゃ嬉しいです！！ (2022年6月11日 18時) (レス) @page23 id: 9bf86ec6ad (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - 引きこもり隊さん» 嬉しいです…！！ありがとうございますっ🥹 (2022年5月14日 12時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
引きこもり隊 - いえいえ、誰にでも間違いはありますから！！作品とてもお面白くて毎日見てます笑頑張ってください！！ (2022年5月13日 22時) (レス) id: af8345609d (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - 引きこもり隊さん» これ真面目にお茶吹きました。わざわざありがとうございます…🥲 (2022年5月13日 22時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モチモチ | 作成日時：2022年4月5日 8時
