第202話 ページ12
次の日。
学校内ではいつも以上に騒がしかった。
“佐野万次郎と小鳥遊Aが別れた！”
当然の如く、私は質問攻めの嵐。
いや、その前にどこからそんな情報が回るのかが私は知りたい。
下手に誤魔化すのもののちのち面倒だったので
『…色々あるんだよ。』
と言ってその場を収めた。
まあ、その答えにみんなは納得しなさそうな顔をして、ありもしない噂が流れる。
“実はドッキリでしたー！とかでしょ”
“Aちゃんが浮気したんでしょー？”
“え、俺佐野が浮気したって聞いたんだけど！”
“あんたの情報は信用出来ない！”
うるさい…
うるさい…
うるさいうるさい…
私だって別れたくて別れたわけじゃない…
「Aちゃん、大丈夫？」
1人の女の子は私にそう声をかけてきた。
よく見るとその子は、私を虐めていたあの時の人たちの1人で。
どこか嬉しそうな顔をしていた。
『…』
「ねぇ、心配してるのに無視は酷くない？」
そして1人、また1人と次第に人数は増え、あの時のメンバーが揃った。
でも、色んな意味で私は強くなった。
『…別に。関係ないでしょう？』
「調子に乗りすぎた罰ね。」
『あなたたちは私のことが嫌いなんでしょう？なのにどうして絡んでくるの？』
ふつふつと込み上げてくるこの感情はなんだろう。
「生意気な口叩いてんじゃないわよ！」
1人がそう声を荒らげた。
それによって騒がしかった教室、廊下はシンとなる。
なんで、そう怒るんだろう？
私別に何もしてないのにさ。
「あんたは1人じゃ何も出来ないくせにっ！！」
『あなたたちこそ群れでしか行動出来ないくせに。』
今までで1番低い声が出た。
あ、私今 怒っているんだ。
最近の私の情緒は不安定だなと他人事のように思い、続ける。
『…私は、嫌な人に時間を使うほど暇じゃないから。』
「なっ…こいつ…！」
「ねぇ…ちょっとやめようよ…注目の的になってるって…！」
1番キレてる子を落ち着かせようと別の子が宥めるが時すでに遅し。
周りからは冷ややかな目線がその子に集中した。
そんな時。
1人の男の子が言った。
「わ！？マイキーくん！？」
教室の廊下の前には噂の原因ともなっている佐野くんが不機嫌そうに歩いていた。
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モチモチ(プロフ) - 🐻さん» 返信遅くなってすみません……！💦 ワカ全然出てないのにそう言っていただけるなんて嬉しいです！！ (2022年7月12日 15時) (
レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
🐻 - ワカを出してくれてありがとうございます！推しなのでめっちゃ嬉しいです！！ (2022年6月11日 18時) (レス) @page23 id: 9bf86ec6ad (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - 引きこもり隊さん» 嬉しいです…！！ありがとうございますっ🥹 (2022年5月14日 12時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
引きこもり隊 - いえいえ、誰にでも間違いはありますから！！作品とてもお面白くて毎日見てます笑頑張ってください！！ (2022年5月13日 22時) (レス) id: af8345609d (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - 引きこもり隊さん» これ真面目にお茶吹きました。わざわざありがとうございます…🥲 (2022年5月13日 22時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モチモチ | 作成日時：2022年4月5日 8時
