192話 ページ23
生徒「…?あなた誰ですか?ここは関係者以外立ち入り禁止のはずですよ。」
フラグを立ててしまった自分を怒りたい。
廊下を歩いていれば高専生?の人が私を訪ねてきた。
「えと、私もここの生徒だ… 生徒「んなわけないだろ!」わぁー…」
ここの生徒“だった”んだけど、と言う前にその人に被せられた。特別強いっていう気配はない。
ただ…
「(圧がものすごーく強い、、)」
生徒「ここの生徒って言う割には制服も着てないし見かけたこともないです。何者ですか?それにその刀…まさか高専の人たちを脅して支配するつもりじゃ…!」
確かに私は軽く動けるようにとジャージで着ている。
刀も何かあった時の護衛として持ってきた。
「いや、そうじゃなくて…!」
慌てて否定すると…
生徒「そうなる前に僕があなたを拘束する!覚悟しろ!!」
全く聞く耳を持ってくれなかった。
「私はただ、ここにいる人たちに用が!」
生徒「黙れ黙れ!敵の言うことなんぞ聞くわけないだろ!」
大人しく拘束されてから誰かに誤解を解いてもらおうかな…と思い半分諦めかけた時…
家「なんだなんだ騒がしい…」
硝子先生が頭を掻きながらこっちへ来た。
「硝子せ…」
生徒「家入先生下がっててください!!不法侵入者です!!」
未だに聞く耳を持ってくれない生徒が硝子先生を庇うように立って、私に対して構える。
家「…っ!」
硝子先生は私の顔を見たあと、目を見開いた。だけどその顔をしたのは一瞬ですぐに元に戻った。そしてその生徒の肩をポンポンと叩いてゆっくりこっちに歩いてくる。
家「遅いぞバカ…何年寝てるんだ…」
弱々しい声に伴い私を優しく抱きしめた。
「硝子先生…」
その雰囲気に戸惑う人が1人。
生徒「…えっ!!家入さん知り合いですか!?」
家「?知り合いも何もこいつが花宮Aだぞ。お前がずっと会いたいって言ってた。」
………えっ?
家「悪いな。こいつ今オカルトにハマっててなんでもストーリー性を描くバカなんだよ。まぁ、こんな奴でもAのことがファンだと。」
「ファン!?」
その子を見れば目を輝かせて手を差し出した。
生徒「握手してくださいっ!!!!」
「…あ、あはは」
なんともまあ、綺麗な手のひら返し…
とは思いつつ、握手しないのも印象が悪いからちゃんと両手で握手した。
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モチモチ(プロフ) - わっぱみがきさん» 最近読み返したんですけどかなりの誤字があって笑いましたがそんな感想を聞けて凄く嬉しいです💕 最後まで読んでいただきありがとうございましたー! (11月18日 20時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
わっぱみがき - この作品映画化したら全米が泣くね!!!!(断言)自分ほんとこういう系弱いんですよ、!!神作すぎません?!設定しっかりしすぎてるし、読みやすいしエモいしでトリプルコンボですよこのやろう あったかもしれない未来でエモすぎて悶絶した、完結おめでとうございます (11月1日 13時) (レス) @page36 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - 夜月星さん» えぇ…泣 嬉しすぎます.*・゚ありがとうございます*ˊᵕˋ* (8月17日 16時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
夜月星 - この作品に感情移入しすぎて泣きながら読みました。とても感動しました!これからも活動頑張ってください! (8月10日 2時) (レス) @page36 id: 8fef4097b5 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - ゆゆさん» わぁ!めっちゃ嬉しいです〜!✨️最後まで読んで頂きありがとうございました! (2023年2月11日 19時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モチモチ | 作成日時:2021年12月19日 15時