191話 ページ22
「今日も来なかった…」
陽「そのうち会えるよきっと。」
「お姉ちゃん、私嫌われたりしてないよね…?」
陽「ネガティブ発言禁止〜」
陽葵お姉ちゃんのことや、私の身体の状況、全てが終わって決めた2つの事などなど…他にも今までのことをたくさん師範から聞いた。
恵が想いを伝えてくれたあの日から、もう1ヶ月が経とうとしている。治療ばかり専念し過ぎて全然外には出れなかった。
だから必然的に五条先生とも会わなかった。
「(なんで…かなぁ)」
会いたいと思っているのは私だけなんだろうか。
カ「A、しのぶ姉さんから、「明日からは普通に動いて大丈夫」って。思ってた以上に回復が早かったって言ってたよ。」
「ありがとうカナヲ」
明日、久しぶりに高専に顔を出そうかな…
野薔薇とお買い物したいし、悠仁とゲームしたいし、恵とたーっくさん話したいこともある。
先輩たちも元気にしてるかな…。
硝子先生と夜餓学長も元気かな…を
2人は忙しくて全く合わなかったし。
ダメだ…、やりたいことがいっぱいある…。
陽「でも1番は?」
「五条先生に会いたい…って、何言わせるのよ…!!」
カ「心の声漏れてたよ?」
「……うそ」
2人「ほんと。」
恥ずかしい…
だけど、今はそれがすごく楽しい。
__________
次の日…
「高専も変わらないなぁ…」
私は1人、東京都立呪術高等専門学校の表札がある校門前に立っていた。
「ヘックシュン…あ゛ぁー…やっぱり冬ダメだ…」
冬の寒さにやられてしまいそう。
元々寒いのが苦手だった。
「マフラーつけてて良かったなぁ…」
そう言って校門をくぐりぬける
私がが目を覚ましても、呪術師として生きるんじゃなくて、普通の女の子として師範たちと生きること。そう約束したみたいだけど、そんなの私には関係の無い。
どう生きるか私が決める。
いつだって後悔しない選択をするって、そうお母さんと決めたから。
「だけどなぁ…多分、いや絶対戦える強さもないしなぁ…」
技術的な訓練なんてこの1ヶ月全くしなかったし、なんなら3年以上も眠ってたから戦えは出来ないだろう。
その間の期間、悠仁達はぐんと成長している。
新しい生徒も増えてる……はずだよね?
まぁ、出来れば鉢合わせしたくないけど…。
そんな呑気なことを考えて校舎の中へ入った。
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モチモチ(プロフ) - わっぱみがきさん» 最近読み返したんですけどかなりの誤字があって笑いましたがそんな感想を聞けて凄く嬉しいです💕 最後まで読んでいただきありがとうございましたー! (11月18日 20時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
わっぱみがき - この作品映画化したら全米が泣くね!!!!(断言)自分ほんとこういう系弱いんですよ、!!神作すぎません?!設定しっかりしすぎてるし、読みやすいしエモいしでトリプルコンボですよこのやろう あったかもしれない未来でエモすぎて悶絶した、完結おめでとうございます (11月1日 13時) (レス) @page36 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - 夜月星さん» えぇ…泣 嬉しすぎます.*・゚ありがとうございます*ˊᵕˋ* (8月17日 16時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
夜月星 - この作品に感情移入しすぎて泣きながら読みました。とても感動しました!これからも活動頑張ってください! (8月10日 2時) (レス) @page36 id: 8fef4097b5 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - ゆゆさん» わぁ!めっちゃ嬉しいです〜!✨️最後まで読んで頂きありがとうございました! (2023年2月11日 19時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モチモチ | 作成日時:2021年12月19日 15時