検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:11,384 hit

ページ12

.




あれから何日が経ったんだろう。

この間まで灰谷くんと身の上話をしたりして過ごしていた。

でも、最近彼が帰ってこない。
お仕事、忙しいのかな…。

そんなことを思いながら今日も一人で眠りについた。


それからしばらくして、ミシッという音で
目が覚めた。


「悪い、起こしたか?」

『ううん、大丈夫。』


そして私たちは抱きしめ合った。
灰谷くんは急に悲しそうな顔をして私に言った。


「俺は、もうすぐ死ぬかもしれない。」

『……へ?』

「仕事で失敗をした。とある人物を探し出してそいつが持っているデジカメを奪わなければならない。デジカメには柴崎の悪事が撮られている。その仕事に失敗した。柴崎に失敗の代償はお前の命だと言われた。」


頭の中で整理ができなかった。

失敗の代償は、灰谷くんの命?

そんなの、親の言うセリフじゃない。悪事が入ってるなんて撮られた柴崎が悪いし、なんなら悪事を働いたことが悪い。

こんなことで灰谷くんを失いたくないよ。


『ねえ、一緒に逃げよ?今ならまだ間に合うよ』

「ダメだ。柴崎はどこまでも追いかけてくる。デジカメを取り返したほうが早い。」

『でも……。』


どうしたら灰谷くんの力になれるんだろう。
何か手伝えること、手伝える、手伝う…


『そうだ!私もデジカメ探すの手伝う!!』

「そんなの危険すぎる!忘れているようだがお前も今柴崎から狙われてるんだぞ!」


そうでした、忘れてましたごめんなさい。

もうどうしたらいいの…


「心配するな、アンタは俺が殺させない。」


心配だよ。
私だけじゃなくて、自分も大切にして…?




.

*→←*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (25 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
69人がお気に入り
設定タグ:twoweeks , 灰谷 , 磯村勇斗
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

アイ(プロフ) - うさぎさん» ありがとうございます(;;)私もうさぎさんの日向にナイフ楽しみにしてます! (2019年10月1日 8時) (レス) id: e2c25295c3 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ(プロフ) - 灰谷のお話少ないから嬉しいです〜!!更新楽しみにしてます(^^) (2019年9月23日 9時) (レス) id: f502ef816a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:アイ | 作成日時:2019年9月18日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。