毒舌なまふまふ（妹）がいよいよぶりっ子潰します+日常短編【歌い手】

第54話 ページ23

Aside



兄貴が帰ってきた。




嬉しいくて、温かさを求めたくて、涙と嗚咽が止まらない。





「うっ…ぐすっ…あにきぃ…」




ま「ごめんね？1人にして。



それに、車椅子だし笑











あ、ちなみに。



警察は呼び済み。｣





しかし、一向に入ってこない。




もしかして、この復讐劇が終わるのを待ってくれてるのかな？




それなら、と思い、私は続けた。





「このとおり、兄貴は刺されました。





その音源も、あるそうです。」





兄貴からもらったボイスレコーダーの再生ボタンを押すと、兄貴の声と美薫の声が流れてきた。





____『Aちゃんぉ、庇わなぁいでぇ？』





____『庇うな？馬鹿？妹だから全力で守るよ。』





____『ﾁｯ、刺すわよ？』





____『刺してみてよ。出来ないくせ…うぐぁっ』





ﾊﾞﾀﾝｯ







____『きゃははははwwwwバカねぇw』





ﾌﾞﾂｯ







声がもう聞こえなくなった。





クラスメイトは「嘘だろ」「まじか」「最低」と聞こえる。



うん、これ、現実なんだよね。





「馬鹿なのはどっちかな？



私たちは苦しんだ。その分、お前が苦しまなきゃ行けないのにw」





S「残念だね。誰も君を好きな人はいないよ。」





天「あ、強いていえば…ただのおじさんくらいかなぁ？wwww」





私たちが煽ると、どこからか美薫はナイフを出した。





警察も気づき始め、入ろうとする。




先生達も止めに入る。







あ、美薫、死ぬのか。











しかし、ナイフは




















私の腹部を突き刺した。





ま「嘘…？！」





そ「おい、A、A！



目を開けろ！もう、大切な人がいなくなるなんて経験をしかけたくないんだよ…」








そんな声がうっすら聞こえる。











ま「目を、覚ませ…」

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