毒舌なまふまふ（妹）がいよいよぶりっ子潰します+日常短編【歌い手】

第48話 ページ17

Aside



ただいま、兄貴。



まーた、学校サボってきたよ。



兄貴に似たんじゃね？遺伝子？←


ってのは投げ飛ばしといてー←




明日演劇会じゃん。早く起きてよ。ね？



神様に、失敗してもいいから兄貴だけは生かしとけって、神社でお願いしとこ←





ねえ、兄貴。



生死の世界ってどんな感じ？境目は。




東京の街みたいなの？殺風景なの？



暗いの？明るいの？




私がいる？いない？誰かいるの？






…なんてことは聞けずに心で問掛ける。




「あー…宿題やろ。」





大人しく隣で宿題をやってると…





ｶﾞﾗｶﾞﾗﾊﾞﾝｯ ﾄﾞｶﾞｼｬ







ドアを乱暴にあけ、壊れた音が←



それは、あまちゅである。




悲しみと怒りが溢れ出している。




私は恐怖に目の色を変えた。






「なに」



天「学校、明日辞めるの？96ちゃんに聞いた」




「やめるよ。失敗しても退学、いてもつまらない、めんどくさい、辛い。



やめて、幸せに暮らすよ。大学とかに入ったりしてさ。」




天「なんで、やめちゃうの？誰にも頼らないのさ…相談くらい、してよ｣




「他の人にはすんなりばらしたけど、高校やめたところで会えないわけじゃないし、いいかなって…」




天「やめて、ほしくない。



また、Aちゃんのお弁当食べたい。

遊びたいし、学校帰りにカラオケ行きたい。

ゲーセンいったり、助け合ったり。

他愛ない話を、学校でしたいのに…




早く言ってくれれば、1日大切にしたよ…？」




大切に、ね。




それが、それが





「それが、嫌なの。」




天「…？｣




「いっつもと何も変わらない日常が欲しいの。


大切にして気ぃ使わせたくないし。

普通、って一番いいよ。



それと、なんと言われようと学校は辞める。



また、コラボしようね。｣




そう声をかけるとダッシュであまちゅは帰った。




拡散するとかやめろよ…？！←




あいつの人間関係は深いぞよ…？！←






兄貴、あと一日だよ。



そろそろその重い瞼、開けようぜ？

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