自然の森の守護者 ページ23
あちゃみさんの声が聞こえ、急いで向かった。
すると…
わ「動物…」
天の宿り木という巨大な樹木の割れ目の中に
動物たちが隠れていたのだ。
人間は…
いない。
「あら、あなたたちは…?」
–––突然響いた女性の声。
みんな一斉に構える。
「怖がらないで。私は自然の森の“守護者”・ネーディン。」
あ「守護者・ネーディン…?」
ネーディン「はい。ところで…あなたたちは何故ここに来られたのです?」
ネーディンと名乗る女性は、少し怯えた様子で理由を聞いてきた。
ソーラさんも様子に気づいたのか、優しい声で、ゆっくりと言葉を並べた。
ソ「私たちの住む水の都は、巨大な魔物により崩壊しました。その魔物を封印するために、手がかりを集めているのです。何か、知っていることはありませんか?」
ネ「水の都が…!?
…やはり、そうだったのですね…」
よ「まさか…」
ネ「…此処にも、魔物が襲ってきました。」
ク「だからこんなに静かだったのか」
ネ「自然の森に住む人間たちが悲鳴をあげていたのです。私も外に出ました。すると…
頭上に、魔物が飛んでいました。」
し「…それで」
ネ「私は動物たちをこの天の宿り木へ避難させました。その間、人間たちに時間稼ぎをしてもらっていたのですが………全滅、しました…っ…」
助けられたのは、動物たちだけだった…。
ネ「そして私は、なんとかして自然の森全体を囲うようにバリアを張りました。このバリアは…」
ド「___うっ!?あぁ!!」
ア「ドミさん!?」
ド「はあ、っ!」
ア「ドミさん!どうしたの!?」
ド「くる、し…!」
と「ドミちゃん!?」
バ「これは一体!?」
わ「どういうことや!?」
ネ「…あなたは魔力を持っているのですか?」
ド「ぅ、はい…っ」
ネ「…このバリアは、守護者以外の魔力を強制的に封じる力があるのです。あなたは魔力を持っている。
これ以上此処に居たら、あなたは死んでしまう。一刻も早く自然の森を抜けて!」
よ「わかった!ドミちゃん、乗れ!」
ド「ごめ、ん」
あ「急ごう!」
わ「ネーディンさん、動物のみんな!頑張れー!」
ネ「ありがとう、旅人さんたち…
あの子を早く…!」
自然の森を襲った“魔物”から守るべく、守護者・ネーディンは魔力を封じるバリアを張るも。
その力は守護者ではない少女を締めつける–––
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areku6570289(プロフ) - 桜香さん» 気づくのが遅くなってしまいましたごめんなさい!更新が1ヶ月に1度という遅延型の小説を最後まで読んでくださったことに感謝です…!また機会があれば絡みましょ!! (2019年4月24日 19時) (レス) id: 5920de7b70 (このIDを非表示/違反報告)
桜香(プロフ) - 完結…お疲れ様です!!楽しみだったのが無くなるのはちょっと寂しいです…また、アレクさんの小説が読めたらいいなって思います。最高でした!そして71位おめでとうございます!最近絡んでいませんが、これからもたくさん絡みたいです!(^^) (2019年4月22日 23時) (レス) id: c024244abe (このIDを非表示/違反報告)
ハカタ(プロフ) - areku6570289さん» 評価が5票、☆おめですwこの作品に票入れるの忘れてて急いでいれました!これからもガンバです(≧▽≦) (2018年11月11日 23時) (レス) id: 05436ab3ab (このIDを非表示/違反報告)
桜香(プロフ) - な、なんという展開…これは続きが気になるやつですね…続き楽しみに待ってますね! (2018年11月11日 23時) (レス) id: ec0131c16f (このIDを非表示/違反報告)
りべんか(プロフ) - 設定がファンタジックでこれもいいですね!更新頑張ってください! (2018年10月20日 20時) (レス) id: d3381e075e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:areku6570289 | 作成日時:2018年5月19日 20時