【ポケモンSV】訳あり転生少女のパルデア大冒険日記【ペパー】 (ページ27)

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第二十六話ページ27

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グラウンドに集合し、朝礼台に立った校長先生の話を聞いているふりでこの間までのことを考えていれば、
突然わっ！と生徒の歓声が上がる。

どうやら課外授業が始まったようだ。

近くでも生徒同士で何処へ行こう、何をしようといった
会話があちこちから聞こえてくる。

メインイベントって言われてるくらいだもんね。
そりゃ皆楽しみにするか。

「A！早く行こーよ！」

ワクワクを隠しきれていない顔のネモに後ろから声を掛けられる。
そのまま彼女に連れられて、グラウンドからアカデミー前の長い階段を話しながら移動する。

「はー！宝探し！！わくわくするよ！」

『あはは、ネモすっごく楽しみにしてたもんね。』

「Aもすぐに宝探しに夢中になるよ！」

『そういえば、宝探しって具体的には何するの？』

何となく知っているが一応聞いておく。

質問にネモは、そっかAは初めてなんだった！
と目を丸くさせた。
そして宝探しについて大まかに説明してくれる。

「パルデア地方を自由に冒険して色んな体験をしていけばいいんだよ！」

『色んな体験かぁ。確かネモは前回でチャンピオンランクになったんだよね。今回はどうするの？』

「私の場合は出会ったポケモントレーナーと、片っ端から勝負していく！最強を追い求めていけば、その経験が自分だけの宝になるはず！」

『な、なるほど…』

やっぱりネモはバトル狂だな…

長い階段を降りて広場へとやって来た。

「勝負の機会もたくさんあるし、私的には最高のイベント！！宝探し中に再会したら、Aとも勝負させてよね！」

『う、うん…』

道中でたくさん会うのは知ってるけど、その分バトルもするのか…
楽しいけど君とのバトルだけ異常に回数多くない？

苦笑気味に応えれば、あっそうだ！と声を上げる。

「スマホのマップアプリで、行きたいところを設定できるんだ！この間登録したジムの場所を目的地にしてみたら？」

『あー…』

「生徒会長ネモ！抜け駆けとは卑怯だな！」

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