第十四話 ページ15
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「ニャ？ニャニャロ…？」
『大丈夫、だいじょうぶだから…』
「ニャーテ…」
ようやく最後まで昇ることができた。
これ階段前でボタンとスター団と邂逅するんじゃなかったっけ？普通に階段昇ったんだけど良いのかな、なんて現実逃避をする。
邪魔にならないように隅っこに避けて休んでいれば、それより少し奥の方で数人の声が聞こえてきた。
何だと覗いてみれば、スター団がボタンを勧誘している。
ここで勧誘されてるのかよ。
どっちみち、場所は違っても助けないといけないようだ。
これ正体知ってるからあれだけど、スター団のマジボスを下っぱが勧誘してる図面白いな。隠し撮りしたい。
『こんなところで、強引な勧誘ですか？』
「！！」
「ちょっとちょっと何よあんた。アタシたちのこと知ってて喧嘩売ってるの？」
「泣く子も笑うスター団、君はもちろん知ってるよね？」
『こっちに来たばかりなので全く知らないですね。』
「なんですってぇ！？」
『それより、彼女が困っているのが見て分かりませんか？』
「くぅぅ！！このまま引き下がるとスター団の面目丸潰れよ！勝負してあんたのこともスター団に入れるんだから！！」
ニャローテに進化してて明らかに格上だと分かるだろうに、なんでそんな相手に勝負を挑むかな？
まあ小遣いと経験値貰えるから良いんだけど。
勝負に勝って、下っぱ同士が言い争っている中、
学校側からネモが何やってるの！と走ってきた。
「もうA！勝負するならわ・た・しとでしょ！？」
『……うん、それよりスター団ね』
「え？…あっスター団！」
「げっ生徒会長…」
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作者名：瑠璃 | 作成日時：2022年12月18日 21時
