指輪も苗字もくれてやる。【黒尾鉄郎】[完結]

て ページ9

...




ガチャ





人通り“恋人最後”を楽しんだ後、乱暴に扉が開かれる









そこには、不機嫌な赤葦とニコニコした木兎がいた









赤葦「ハイ、イチャイチャは終了してそろそろスタンバイして下さい」







木兎「お前らがちゅーしてるから式場準備の人達が困ってたぞー」








赤葦と木兎口を尖らせる二人の動作は似ていてぐいぐいと背中を押される









「え、悪いことしたなぁ」








黒尾「ま、俺らの式だからいんじゃね」








木兎「そういうこと言う〜」









赤葦「アンタらのキスを阻止する為に俺はわざわざ呼ばれたんですよ

菜の花のからし和えを食べてる途中に！！！」







だからこんなに不機嫌なのか...





珍しく感情を露にしててつろーをバシバシと叩く赤葦、本当珍しい。








「ごめんね？」








赤葦「Aさんは綺麗だから許します」






黒尾「俺は！？」







赤葦「菜の花のからし和え寄越せ下さい。」







おいおい日本語笑






黒尾「ハイ」

や→←れ

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