【完結】闇を抱えた王様と5人の王子様。 (ページ26)

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紫side

るぅとくんのお友達が来て、いつもよりも城の中が賑やかだ。

俺は、のんびりと寝たいから、いつもの所へ行った。

『あれ、』

いつもの場所へ行くと……るぅとくんの友達？が居た。

？「あ、こんにちは〜！！」

『こんにちは！』

？「あ、俺、ジェルって言います！ななもりさんやな！宜しくな！」

『宜しくね！ジェルくん！……タメで良いよ！仲良くしよ！』

なんでだろ……この人なら何でも話しても良い気がする。

ジェ「なーくんは、いつものここにおるの？」

『うん。ここ、本当に心地よいんだよね…』

ジェ「そうなんやな…俺もここ好きやな。」

『ねね、ジェルくんってどんな人なの？』

ジェ「俺？俺はな……エンターテイナーかな！w」

エンターテイナー……？

人を楽しませる人って事？

『なんか凄いね！！ねね、それ見せて！』

ジェ「え！？……ええで！！見せたる！！」

ジェルくんが見せてくれた"お笑い"は涙が出るほど面白かった。

なんでだろ……ジェルくんと昔会ったことがある気がする。

『ジェルくんと……俺、どこかで会ってた気がする。』

ジェ「俺も。なんでやろ？前世から友達やったのかもしれへん！」

『そうだn………い"っ…』

頭にいきなり、割れるような痛みが走った。

痛い………痛いっ！！

ジェ「なーくん！？！？！ちょ、誰かぁ！！」

「って……なーくん！髪の毛どしたん！？」

ジェルくんの声が、小さくなっていく……

ごめんね……、

俺はそっと目を閉じた。