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迅「おれはこれから本部に行くけど」

『《どうぞいってらっしゃい》』

迅「ついて来てくれるなら飲み物でも奢るよ?」

『《…仕方ないなぁ!ついて行けばいいんでしょ》』

迅「風間さんたちも来るし少し話したら?」

私は換装を解く

『そうする。本当に良かったの?最上さんを渡すの』

迅「これが最善の未来のためなんだ」

『そこに悠一は含まれてんの?私にはそうとは見えないね』

だって悠一の顔は悲しそうだから

あれだけ固執していたのに

迅「…帰ったら、少し話させて」

『分かった』

本部に行くまで何も話さずに歩いた

別に何も話さなくても気まずくはないから何とも思わない

迅「じゃ、行ってくるね。そのうち風間さんたちが来るから」

さっき自販機で買ってもらった温かいココアを握りながら待つ

風「A」

『風間さん、それに太刀川さんも。お久しぶりです』

風「さっきは世話になったな」

風間さんからはドス黒く重い圧をかけられる

太「また強くなった!今度ランク戦やろうぜ」

太刀川さんからは期待の眼差しを向けられる

久々に会えて嬉しいけど、気まずい…

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作者名:海百合クラゲ | 作成日時:2023年11月22日 14時

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