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目が覚めた
目に映るものは白くぼやけていた
此処は天国だろうか
死んだのだろうか
迅「A、さん?」
『なんだ、迅も死んだのかい?』
迅「そんなわけないでしょ!何で川になんか飛び込んだんだよ!もう少しで死んでたかもしれなかったのに!」
ズカズカと大股で近づいて来たと思えば肩を掴まれ大声で怒鳴られた
迅「俺がすぐ気づけてよかったけど、もしかしたら死んでたんだよ?」
“死ぬのが怖くないの?”
迅は俯きながら、泣きそうな声で聞いてきた
『死が身近にいれば恐怖心は薄れるのだろうね。怖くは無いさ、でも友人との約束を破ってしまったという罪悪感の方が大きい』
迅「だからって、何で死のうとしたの」
『孤独を感じたから、かな』
まるで、真っ白の画用紙にぽつんと黒い絵の具で点を描いたかのような
違う物が入り込んだかのような
そんな気がして
『きっと死んでも行き先は皆同じだと思ってね。賭けてみたのだよ。会えるって』
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海百合クラゲ(プロフ) - 癒さん» 読んでくださりありがとうございました。無事完結できました!実を言うと自分も書いてる途中に泣いちゃったんですよねw (12月2日 19時) (レス) id: a38a157b30 (このIDを非表示/違反報告)
癒 - 投稿お疲れ様でした。読んでいる途中泣いてしまいましたw (12月2日 18時) (レス) @page39 id: e03313e9cb (このIDを非表示/違反報告)
海百合クラゲ(プロフ) - 些紀さん» 俺の作品を好きになってくれてありがとうございます!頑張って続きを投稿するので楽しみに待っててくださいね!返信遅くなってすみません! (2023年5月11日 21時) (レス) id: a38a157b30 (このIDを非表示/違反報告)
海百合クラゲ(プロフ) - はらさん» コメントをくださる貴方の方が最高です!続き頑張りますね!返信遅くなってすみません! (2023年5月11日 21時) (レス) id: a38a157b30 (このIDを非表示/違反報告)
些紀 - 大好きな作品です!続き待ってます!!! (2023年4月22日 6時) (レス) @page9 id: 190960af7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海百合クラゲ | 作成日時:2023年3月24日 18時