ボーダー？ネイバー？なんだそれ【2】 (ページ44)

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『随分とボロボロになったな』

25分後、組織の拠点は火の海に溺れた

味方は皆無事だが怪我人が多い

特に芥川の怪我が酷い

芥「背後を、取られてしまった。目の前の敵に、集中しすぎた…」

ざっくりと肩から脇腹にかけて斬られていた

これでは大量出血で死んでしまう

あのから太宰にぐちぐちと云われるのも面倒だし、仕方がないから異能力を使うことにした

糸で傷を縫い合わせ、血は流れなくなり、傷跡も見えなくなった

芥「傷が、治った」

『傷は治ったが血が出過ぎている。他の奴に運ばせるからお前は休んでいろ』

芥「貴女は僕を認めてくれましたか？」

歩いていく（一人称）の背中を首だけを動かして芥川は見て、聞いてきた

『怪我をしていなければ認めていた』

芥「ﾂ！すみません、太宰さん」

貴方の期待には応えられない

きっとその後に続くであろう言葉だ

『怪我をしないよう鍛錬をつけてやる。早く動けるようになれ。（一人称）の気が変わる前にな』

芥「！！はい…！」