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任務が終わり玉狛に帰る途中

自分ではない足音が後ろから聞こえる

『誰だ』

そう問うと、街灯の影から黒い人影が現れた

黒いスーツにサングラスをかけた男性

「見つけましたよ、AA幹部」

『!それを知っているということは、組織の人間か』

(一人称)が幹部だというのは何でも屋の人間しか知らない

つまりこの男は何でも屋の人間

「ボスがご心配なされてましたよ。早く帰りましょう」

『ほぅ、何故(一人称)が貴様の様な下っぱに命令されなければならんのだ』

酷く冷たく云うと、男は震え出した

「申し訳ございません。ずっと貴方様を見ておりました。ここ最近緩くなっておられましたので、元に戻った様で何よりです」

腰を90度に曲げて男は話しかけてくる

組織では、(一人称)はそんな人間しかだったっけ

忘れてしまったよ

『貴様は知りすぎた。故に貴様は死ななければならん』

「覚悟の上です。どうしても戻って来て欲しかったのです」

『知らん』

男の体は斬り刻まれた

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作者名:海百合クラゲ | 作成日時:2023年2月2日 14時

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