鬼殺隊産の鬼〔弍〕【鬼滅の刃】

カナヲのデレ期(リク) ページ24

とことことこ

トコトコトコ

ピタッ

ぴたっ


…はぁ

貴『カナヲ？』

名前を呼ぶと

柱の後ろからヒョコッと顔を出すカナヲ


さっきからずっとついて来てるけど

なんかあったのかな？

貴『どーかした？』

カナヲ「あ、あの…師範が今いなくて

その」

その、の後は

言いづらそうにもじもじしてる

うん、可愛いけど

ハッキリ言ってもらわないと

コッチも対処できないからなぁ


待ってると漸く決意したのか

パッと目を合わせて

カナヲ「そ、その…さ、

寂しいので側にいてもいいですか？？」

…

貴『どうぞ』

即答☆

でも仕方ないよね！

だって可愛いもん！


そうこうしてるとカナヲが隣に来ていて

裾の部分を握ってた


？？

なんで裾なんだろ

ぎゅっ

カナヲ「え、」

え？

カナヲ「その、手握ってもいいんですか？」

逆になんでダメなの？

貴『いいけど』

カナヲ(パァッ

？

カナヲ(Aさんの手あったかい)

うろうろと屋敷を見ていて思い出した


今日

隊員の訓練日じゃん


あー、やっちゃったなぁ

今から行ったら間に合うかなぁ

貴『カナヲ

今から隊員の訓練に行かなきゃなんないんだけど』

カナヲ「ついて行きます(にこっ」

わぁ、いい笑顔〜

ま、カナヲがいいならいっか


貴『おけ、じゃ行こうか』


行く途中もずっと

手を繋いでいたから周りから凄い目で見られたのは

知らないフリしときます


周り((カナヲさんの周りに花が咲いてるっ！！))

ーin訓練場ー
あ、累いるじゃん

貴『おつー、今どんな感じ？』

累「A遅い

前やってた内容やらせてる」


訓練場は屋敷の隣にあるから

偶に累にやらせてる

いや〜

代理してくれてて助かった

累「あ、洗濯しなきゃ

じゃAあとは」

貴『はいはい

洗濯頑張って〜』

累「うん

カナヲもまたね」

カナヲ(手を振る


そう言って累家に戻って行った

累とカナヲは意外と仲がいい

静かな2人同士合うんだろうね〜


カナヲ「あの人太刀筋おかしい」

そう言って指差す人は本当に少しだけ歪んでる

やっぱ目がいいから分かりやすいのかなぁ


貴『ほんとだね

よく気づけたね』

頭を撫でると

ふにゃっとした笑顔で頷いた

ふふっ、可愛いなぁ


その後

少し寒くなってきたので

カナヲを後ろから抱きしめながら指示を出してると

後ろからとある人の気配を感じた

「一体なにをしているのですか？」

わぁー怖いなぁーw

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