可哀想な子 (ページ42)

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買いたい物見事に全部買え
ホクホクで部屋に戻るとオンニが迎え入れてくれた

貴『ミナ姉！グッズ買ってきましたよん！』

ミナ「おかえり、ご飯頼んでおいてから食べたら用意しようね」

貴『やったー！』

その後ご飯が来るまで買ったものを見せてるとお金はどうしたの？と聞かれた

まぁ確かに最近お財布変えたし無いと思いますよね

貴『いひっ、バイトです』

ミナ「バイト？」

貴『はい！曲で行き詰まってたテディさんとかのお手伝いしたらお小遣いもらえたんです！』

ミナ「ヤー、ミズキそんな凄い方のお手伝いを」

貴『まぁそんな重要な部分には携わってないのでセーフですよ！後は肩揉みとかでお小遣い貰いました！』

ミナ「あはっ、随分可愛いお仕事だね
今度私もやってもらおうかな」

貴『まっかせてください！ミナ姉の癒しになってみせます！』

＊ミナ

私の癒しになると笑顔で話してくれるミズキちゃん

本当に可愛いなぁ
そんな事しなくても今一緒にいてくれるだけで充分癒しなのに

ご飯を食べ終えて
早速ミズキは保護者の方に事前に届けてもらっていたグッズを身につけ出した

今回に限り保護者との連絡を許可されてそれもうれしそうだったなぁ

今回のライブTに過去に出されたシュシュを使って髪の毛を一つに結んでいく手際の良さに感心してると私のメイクも終わったみたい

なんとなくお化粧中のミズキちゃんに背後から抱きつくとやりづらいです～と言いながらも離そうとせず引っ付かせてくれる
いい匂いだなぁ

時間は過ぎて会場に

ここまで誰にも見つからなかった
まぁ、そりゃそうだよね
韓国のアイドルが日本のアイドルの会場にいると思わないしまず、私のこと知ってる人少なさそう

隣でふわふわしてるミズキと同じ様にペンライトを持ってると会場が暗くなりペンの声も大きくなる

なんか、いつも自分が舞台に立つ側だったけど久し振りに観客側に戻ると懐かしい感情が溢れてくる

その後はあっという間だった
有名なアイドルさんなお陰で知ってる曲も多くて久しぶりに何も考えずひたすら楽しめた
MCも聴き馴染みしかない関西弁で面白いし
銀テ戦争にも勝った
余韻に浸りまくりなミズキちゃんとホテルに戻りメイクさんに感想を伝えてると
「ミナ、いい顔してる」と笑顔で言われた

確かに…
久しぶりにこんなに何も考えず素直に楽しんだかも