雪の女王とは俺の事〔ツイステ〕〔男主〕 (ページ16)

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XlII ページ16

その後すぐに解散になったけど

俺は何故か残らされた

ｸﾛｳﾘｰ先生マジ恨むから

フロイドちょー機嫌悪かったし

『で、なに？』

ｸﾛｳﾘｰ「君はかつて世界中を旅してましたよね？

そこで質問なのですが

アース…と呼ばれる地名をご存知で？」

アース…

『あるけど』

と応えると2人が驚いた顔をした

そして、

ｸﾛｳﾘｰ「本当ですか？！嘘じゃありませんよね？！」

と肩を掴んで揺らされた

おぇ

『本当本当…とりま止めて』

と手に触れれば止まった

ｸﾛｳﾘｰ「すっ、すみません。

では、聞きますがその地名の場所に行く方法をご存知で？」

『知ってるよ』

ユウ「あっ、あの！どうやって行くんですか？！」

おぉ、びっくりした喋れるんだ

『うーん、けどアレの出現率未だに分かんないんだよね』

ｸﾛｳﾘｰ「出現率？」

『そぉ、異世界とこの世を繋ぐワープゲート的な存在なんだけど

そのワープゲートはいつ何処で繋がるわからないし

どの期間どのタイミングで開くかもわかんない

もしかしたら今何処かで開いてるかもだし

2年後かもしれない

将又数百年後かも知れない

それに、向こうに行ってしまった人は皆んな

戻って来れないみたいだし』

ユウ「そっ、そんな」

ｸﾛｳﾘｰ「そんな話聞いたことありませんよ？」

『海賊の間で語り継がれてる御伽噺に過ぎないよ

けど、そのワープゲート自体は本当に存在する

なんたって、この俺が見てんだから』

ユウ「っお願いします！

些細な情報でもいいので何か分かったことがあれば僕に教えて欲しいんです！

僕、自分の世界に戻りたいんです！！」

『えぇっ、まぁいいよ』

ユウ「ありがとうございます！！

あ、僕ユウと申します」

『俺はA・スノーフラワー

Aでいいよ

スノーホワイト寮・寮長やってます

まぁ、程々によろしく』

ユウ「はい！よろしくお願いします！」

ｸﾛｳﾘｰ「Aくん、本当にありがとうございます

私は私で探してみます

ではまず図書室に」

そう言うとｸﾛｳﾘｰ先生はユウと一緒に図書室に向かった

さぁて、俺も戻るかぁ

式典服のフードを外して廊下を歩いてると

前から人影が

そしてその人影は突然走ってきた

え、普通に怖い

けどあのシルエットって

人影の正体が分かったから突っ立て待ってると

ぎゅっー！

と普通の人間だと悲鳴を上げる強さで抱きしめられた