雪の女王とは俺の事〔ツイステ〕〔男主〕 (ページ12)

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IX ページ12

顔に出てたのか

フロイドは可愛らしいギザ歯を見せながら笑った

フロイド「あんねぇ

俺のこの学校の奴らにA取られたくねぇーの

勿論ジェイドとアズールにも

だからぁ、今の内にAは俺のって関係持ってれば絶対取られねぇっしょ？

だから付き合お？」

あーね、理解理解

言いたい事は分かった

けど

『じゃあ、フロイドは俺と今まで以上の事はしなくていいんだね』

フロイド「えっ、」

『だってぇ、俺を取られない為の保険ならぁ

今のキス以上に進まなくてもいいって事でしょ？

それと、今はそれでいいけど

他に好きな奴出来たら俺そっち行くかんね？』

とはっきり言えば

フロイドは目をうるうるしだした

あ、言い過ぎた？

フロイド「ｳｯ…やだぁ！！…ﾋｯｸ…俺ぇ…ｸﾞｽｯ…Aとキス以上もしたぃ！…てかぁ…保険じゃなくてぇ、ﾋｯｸ…本当に好きだから付き合いたいのぉ！！ｳｧｰﾝ！！」

ありゃ、泣いちゃった

『ごめんごめん、フロイド

いいよ、付き合お』

床ドン状態からフロイドを抱きしめて2人で寝転がると

フロイドは未だに涙の止まらない目をゴシゴシ擦りながら

フロイド「ｳｩｯ…保険じゃなぁい！！ｸﾞｽｯ」

『分かってるよ

俺もフロイドのこと大好きだから付き合お(ちゅっ』

擦ってる手を止めて額にキスをすると

フロイドはポカンとして固まった

フロイド「本当ぉ？…ﾋｯｸ」

『嘘つかないよ』

と目を合わせて微笑むと

フロイドは目を赤くしながらにぱっと笑って

抱きつきながら足を絡めて来た

海の癖が抜けきってないのかなぁ

可愛い

フロイド「あはは！

今日から俺たちカレカノだねぇ」

『だねぇ』

待って、

この場合のカレカノはどっちが彼氏で彼女なの

…気にするのやめよ

フロイド「てか、このソファめっちゃ気持ちーね」

『でしょ～お気に入りのソファ作ったぁ』

フロイド「うん！

ふぁ～

なんか、眠たくなってきたぁ」

泣いたから余計に疲れたのかなぁ

『寝ていいよ後でベッドに運んでおくから』

と頭を撫でるとすりすりと手に寄ってきた

フロイド「んぅー、勿論Aも一緒だよねぇ？」

『え、』

フロイド「は？

起きてそばにいなかったからギューーって絞めちゃうからね」

眠いからかわかんないけど機嫌悪っ声低っ！

『はいはい分かった、おやすみフロイド』

フロイド「ふふ！おやすみぃA！

…すぅすぅ」

相変わらず寝るの早いなぁ