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「A様、阿伏兎様はどこにも...あ、神威様!」



部屋に着いてさっきまではいなかった人物がいて驚く結。しかもその人物ときたらこの部屋の中心にあるソファでくつろいでいる。

...呑気にポテチ食べながら結に「久しぶりだね〜」なんて挨拶している。まじで何しに来たこいつ。



「神威様、阿伏兎様が探していらっしゃいましたよ」


「え〜、阿伏兎ってば口を開けば仕事しか言わないからやだ」


「やだじゃねえよ、さっさと戻れアホ毛 お前すげえ邪魔」


「ひどいな〜」



「殺しちゃうぞ」といつも通り笑顔で言う神威。さっきも言われたから私2回も殺されてんだけど。



「そもそもあんた、何しにここに来たわけ?」


「ん?だからAの...」


「そういうことじゃなくて、それのこと」



神威が手に持ってる紙を指さす。そしたら「バレちゃったか...」と言って頬をかいた。そしてその紙を私に渡してくる。

_____なんだよ、コレ。



「それ、アホ提督からの指令だよ」


「A様に直々になぜ言いに来なかったのでしょう...?」



結は考える素振りを見せているが、ぶっちゃけ今更なことである。だから特に深く考えていたらキリがない。「そういえば3年前も...」とか、それより前とかまで遡らないといけなくなる。

_____取り敢えず、指示通りに動きますか。

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作者名:煎餅 | 作成日時:2019年5月24日 20時

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