もう1人の吉田松陽の弟子 Part２ (ページ4)

今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:17,069 hit

５１ページ4

.

『((ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ桂はいつもなにかと世話を焼いてくる...』

桂「ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ何か言ってないで素振りをしろ！」

そう言って桂は素振りを始める。

...相変わらず真面目だなあ。

将来、本物の真面目な堅物になりそう。

そんなことを考えながら横目で銀時らを見る。

銀「お前本当に弱ェなそんなんで将来どうすんだよ」

高「お前俺に何回も負けたことあんだろ！」

銀「何言ってやがるてめェ」

...あんな風には育って欲しくない。

いつまでもあいつらのように目付きが悪くない、

保護者ポジションな桂小太郎でいて欲しい。

そう思いながら。

「あの2人！大人になってもああなのかな？」

『なんじゃない？』

桂は変わらないで欲しい、そう思ったけど、

あいつらもあいつらでそのままでいて欲しい。

...でももう少し静かになったらもっといいのに。

1人でそう考えていたら、

銀時との喧嘩が終わったのか、高杉がこっちへ来た。

『なんの用ですか、高杉さん...』

高「今更さん付けやめろ」

やだよ。←

高杉3馬鹿の中で1番めつき悪いもん。

...桂はめつき全然悪くないけど。

『((ﾎﾞｿｯむしろ桂は優しいめつき...』

高「((ｲﾗｧ」

ぼそっと呟いたのが高杉にも聞こえていたらしい。

めつきがもっと悪くなった(私を睨んできた)あと、

ﾁｯと舌打ちをかましてきた。

...ほんとに態度悪いなこいつ。