もう1人の吉田松陽の弟子 Part２ (ページ2)

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今日の松下村塾は座学だ。

...最近、座学が多い気がする。

そこまで私たち、世間知らずではないと思うけど。

『ねえ、桂』

桂「ん、なんだ？」

『なんで最近座学ばっかりなの？』

桂「そんなの、俺が知るわけがないだろう」

自分で松陽先生に聞け

と言って桂はどっかへ行ってしまった。←

...仕方ない。

めんどくさいけど松陽に聞きに行こう。

松「最近座学が多いですかね...？」

銀「まあ、確かに最近は座学ばっかだな」

松陽に聞いたところ、

前は稽古ばかりだったから公平にするためらしい。

そこで、私と銀時は松陽に頼む。

銀「松陽、もっと稽古の日を増やせ」

『座学は...本読んでも学べるけど、

剣術とかは稽古じゃないと学べない』

松「そうですね」

じゃあ、今日の後半は稽古にしましょう

松陽を説得させるのに成功した私たちは、

静かにハイタッチをした。

...何気に銀時とのハイタッチは初めてかもしれない。

『((ﾎﾞｿｯ今日は誰かとやろうかな...』

この前、モブ女子に勝てて、少しは自信ついたし。

銀時や高杉みたいにだれこれ構わずはやらないけど

少しは他の子ともやってみたくなったのだ。

松陽が言ってた強さ、確かめられると思うし。

そんなことを考えてる私が、

ぼそっと呟いたのを聞いてる奴がいた。

高「なら、今日はお前俺とやれ」

『そんなの、負けるの確定じゃないですか...』

しかも、高杉と私この前やりあったばかりじゃん。