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結果、
「はぁ...はぁ...、
Aちゃんって、そんなに強かったの!?」
『さ、さあ?』
取り敢えず、圧勝とは行かなくても勝てた。
いつもは女子じゃなくて男子とか松陽とかだから、
モブ女子の力はいつもよりも弱く感じた。
実際はあいつらより弱いんだけど。
桂「前と比べて強くなったなA!」
高「A!次は俺と勝負しろ!」
銀「Aおめェはもう女子じゃねェ...
女子と名乗るにはもう手遅れだ」
松「初勝利おめでとうございますA」
例外の白もじゃ混ざってたけど、
松下村塾のほとんどの皆が褒めてくれた。
高杉が始めて銀時に勝った時みたいに。
「Aちゃん!これで自分に自信持てるね!」
『...そう、だね!』
モブ女子が悲劇のヒロイン演じなくて良かった。←
まあ、演じられてもみんな見てたけど。
『でもなんで私のために...?』
松「Aが銀時達に勝てなくて、
1人で悲しんでいたからですよ」
私に勝たせてなにが楽しいんだろう。
なんのメリットがあってやっているんだろう。
そんなことを考えていたらいつのまにか松陽がいた。
松「Aより弱い子がここにはたくさんいます。
そんな子達は、Aに頑張ってほしいんですよ。
Aが銀時達に勝てるために稽古をしてるのも、
みんな知っています」
『…!!?』
みんなにバレたくなくて頑張ってたのに...
松「でもAは自信が持てなかった。
だからみんな自信を持って欲しかったんですよ。
Aは自信がなくて試合をできないから」
『だから稽古に誘ったのか...』
ずっとめんどくさいで済ませてたけど、
モブ女子はめんどくさいからじゃないって、
松下村塾のみんなは自信が無いからって、
気づいてたんだ。
私が自分に言い訳してたことを。
『これからはみんなのこと、もっと信じよう...』
頼りにする、の間違いかな。
でも、こんな人達がいるこの時間が続いたらいいな。
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樹羅 - 幼少期、すごい。かわいすぎ。(ニックネ−ム、樹羅とか吉羅とかあるんで「きら」読みは全部うちです。) (2019年6月3日 14時) (レス) id: 2c9031588c (このIDを非表示/違反報告)
あおい - めちゃんこ面白いです!これからバンバン感想書きまくるかもしれないですが←おい 頑張ってくださいね! (2019年6月3日 1時) (レス) id: ccb1bfcc8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:煎餅 | 作成日時:2019年3月20日 1時