もう1人の吉田松陽の弟子

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桂「強さとはなにか…？」


『うん。あんた達との差が開きすぎそうだから、

松陽と稽古してるときに相談したの』



そしたら強さってなにか、考えるようになった。



高「俺も言われたぞ」


桂「！高杉！」


『銀時との喧嘩はいいの？』


銀「今回も俺が勝ったぜ」


高「その前に負けたのはお前だろ！」


銀「知らねーよ、んなこと」



また始まる2人の喧嘩。仲悪すぎ。



桂「…強さは確かに力や剣だけじゃない」


『？』



もう止まらない喧嘩をする2人をほっといて、

桂がちゃんと考えてくれていた、らしい。



『たとえば？』


桂「戦において、どう攻めて勝つかも強さだ。

それに使われるのは力や剣よりも頭脳だろう？」


『…たしかに』



そう考えると、強さって色々ある。

桂、頭いいな。←



銀「戦っつっても、俺達には関係ねぇだろ」


桂「侍になれば、戦に出ることも増えるさ」


高「そう考えると関係なくないな…」


『あんた達2人は喧嘩するのしないのどっちなの』



銀時と高杉って喧嘩始めたと思ったらやめてるよね。

1日に何戦やるか最初から決めておけばいいのに。

他の子ともやれよ。←



『…でも私が今知りたいのは剣の強さ』



強さの種類は色々あるのはわかった。

でも頭脳戦が得意でも剣にはあまり関係ない。



高「Aはどんな侍になりてぇんだ？」


『？』


高「それによって、強さも変わるだろ」


『……』



どんな侍か…。まず、そこから決めよ。

でも、高杉がこんな的確なことを言うなんて、

いままで思ってなかったなあ…。



『そっか、松陽と初日怪我して話したのか…』


高「お前に引き擦られてな…？」



ノーコメント。

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