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??「怪しいのは重々承知や!けど、私は貴女を助けたい」
真剣な眼差し
きっとこの人なら私を助けてくれる
何の根拠も無いのに何故か、そう確信した
A「お願いします!」
私が頷くと目の前の彼は優しく微笑んだ
??「また私を信じて下さるのですね」
A「えっ?」
聞き返す間も無く、彼は私の目に手をかざし反射的に両目を閉じた
??「我がアンバーの力をムーンストーンに与える」
何かが奥底から湧き上がって来てﾄﾞｸﾝと心音が一瞬、大きくなった
??「貴女の長寿を願って」
そんな不思議な感覚に驚いて目を開けば
A「う、嘘…」
“初めて見る”光景が広がっていた
A「コレが肌色…? コレが緑色…茶色、紺色」
白と黒のモノクロしか無かった私の世界が、色とりどりでｷﾗｷﾗとした世界に一変した
今迄どれだけ望んでも見る事の出来なかった世界
其れが今、目の前に広がっている
思わず見惚れて立ち尽くして居ると
??「後ろ!」
隣りに居る彼に言われ、後ろを振り返り
迫って来たソレを反射的に投げ飛ばした
A「えっ…」
そんなに力んで無い筈なのにソレは1m先まで吹っ飛び、木に当たって消滅し
ｷﾗｷﾗと輝く石が地面に転がった
A「は…?」
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作者名：凍てつく闇 | 作者ホームページ：http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Sorasora061/
作成日時：2023年6月1日 3時
