時々糖度上昇のミニ妖怪ストレイドッグス【太宰】【短編】

ちびっちゃい首領だざぁと武装探偵社の夢主だったら ページ14

太宰「＜ｷﾞｭｰ＞A〜♪」

敵対組織であるはずのポートマフィアの小っさい(手のひらサイズの)首領が私の足元にまとわりついてくる

歩きにくいったらありゃしない

A「行かなくて良いんですか?今日、会議なんでしょ」 ※訳(邪魔だから早く私の家から出て行け いつの間に入って来たんだよ不法侵入やぞ)

太宰「そんな会議よりAとイチャラブする方が大切」

A「重要会議でしょ行けよ!?マフィアの首領が遅刻しちゃいかんよ!?こんなフリーで大丈夫なんッスか!?」←口調が荒ぶる夢主

なんで敵対組織の首領に こんなにまとわりつかれているのかは知らない

もしかしたら
武装探偵社である私を亡き者にする作戦なのかも知れない

そう考え、マフィアの首領が近くにいる時は常に警戒するようにはしていた…はずが

太宰「A…もしかして私の事…嫌い…かい?＜上目遣い+涙目＞」

＜ｽﾞｯｷｭｰﾝ＞

A「う"っ…い、いや…そうじゃ無くて」

太宰「じゃあ…好き?＜上目遣い+涙目＞」

A「うん好き(即答)」

太宰「それじゃ…此方側に(マフィアに)来てくれる?(転職して?)」

A「う……ﾊｯ! しない!しないよ!?」

太宰「ちぇ〜…今度こそ上手くいくと思ったのになー」

A「その話未だ続いてるの!?何度も言うけど私、武装探偵!」

太宰「知ってるさそれ位 Aが私の手元に居れば私も楽なのに〜 私と一緒に居ると楽しいよ?」

A「どうせ私が貴方の書類を書かされるヤツでしょ 絶対なりませんから!」

太宰「えー酷いじゃないか」

A「ほら早く会議に行ってらっしゃい!また中原さん乗り込んで来ますよ!＜ﾋｮｲ ｽﾀｽﾀ＞」

未だ足元に引っ付いていたコイツを拾い上げ
玄関まで行き

＜ｶﾞﾁｬ ﾊﾞﾀﾝ＞

外に放り投げ、扉を閉めた←

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
太宰「ﾊｱ追い出されてしまったね 全く…私を此処まで蔑ろに扱うのは後にも先にもAだけだよ」

私はため息をつきながら元の姿(等身大)に戻る

太宰「確かにAがやれば書類なんて直ぐに終わるから やってくれるのならやってほしいけど」

本題はそれじゃ無い

太宰「私が君を手元に置きたい本当の理由を…君は知らないだろうね」

可能ならば私の近くに居てほしい…けど

この事は君も知らなくて良い
ただ君達が此処に居る…生きているだけで

そう…例え

太宰「例え君達が私の事を忘れていても私はそれでも構わない」

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