盗聴器は誰の仕業 ページ20
沖田の言葉に、なぜか近藤さんも土方さんも山崎も目つきが鋭くなった。
うわぁ、こんな目つき事件の時にしか見たことない。この世界でもこんなピリピリした目つきできるんだ
それより盗聴器って・・・まさか、ねぇ
山「Aちゃん、一旦制服脱いで見て。確認するから」
一瞬で目の前の4人の空気が変わってしまったことに私は驚く。
まるで、真選組として捜査しているようだ。お妙も神楽も、それに周りのクラスメイトもその様子を静かに見守っている
なにか違和感を覚える
それから、中にTシャツを来ていたためとりあえず制服をその場で脱いだ
そしてしばらくすると
山「ありました!袖の部分に」
それは小さな黒いボタンのようなもの。
大きなため息が出る。頭に浮かぶのはあの、メガネのガキンチョだ。いつ盗聴器つけられたんだ。
沖「山崎、それ貸せ」
沖田は山崎から盗聴器を受け取り、カバンから出した部活用タオルに包んだ。
沖「とりあえずこれで声は聞こえねぇだろ」
『か、カッコイイ!さすが!』
新「いや言ってる場合ですか!・・Aちゃん、警察に相談したほうがいいんじゃない?」
近「もしあれなら俺たちがついて行くぞ?」
いや、警察に行ってもねぇ。まさか小学生がつけると思わないじゃないか。
きっと犯人捕まらないぞ?
『ううん大丈夫。ありがとう近藤さん』
近「いや、だが」
『沖田、包んでくれてありがとう。ちょっと貸して』
タオルを受け取って、中に埋まる黒い盗聴器を取り出す。
『もっしもーし、私を盗聴してる変態さんは誰かな?
とりあえず、今日あなたの住んでる所知ってるから伺いますね?あのね、沖田に盗聴されるならいいけどそれ以外の人に盗聴されるとちょっと嫌だな〜。ってことで、またあとでねぇ』
学校の教室でこれを聞いて驚いてるんだろうな〜。それで、灰原哀ちゃんに、なに勝手に驚いてんのよ。とか冷ややかな目で見られてそう〜。
神「な、なに笑ってるネ?それより犯人を知ってるアルか?」
『えへへまあね。ごめんねみんな心配かけちゃって。でも犯人は私の知り合いだから大丈夫。
4人ともほんとありがとうね見つけてくれて。もしこのままだったら私めちゃくちゃ大変なことに・・・』
待ってもしこの盗聴器が初めて合ったあのカフェの時につけられてたら
土「おい、どうした?」
『え、あ、いや。とりあえず、ありがとう』
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愛美(プロフ) - カルピン☆☆さん» ありがとうございます!!更新頑張ります (2018年8月6日 14時) (レス) id: a19c0604ca (このIDを非表示/違反報告)
カルピン☆☆(プロフ) - この作品好きです!!更新楽しみにしてます! (2018年7月25日 14時) (レス) id: cd957b2a21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:愛美 | 作成日時:2018年7月18日 22時