2個上の幼馴染くん。【Ren.M】 (ページ1)

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幼馴染。ページ1

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「Aはいいよねーあんな高身長！イケメン！イケボ！の三拍子が揃った目黒先輩が幼馴染でお隣さんだなんて！！」

『イケボって、それ三拍子揃ってるの？』

「揃ってるよー、その上 Aも一年の中じゃ
可愛くて気が利いて頭もいい！って有名だよー？」

『ふーん、』

「えー興味なしー？？」

『なしですね笑』

先程から私の目の前で他愛もない世間話をして過ごすこの子はAちゃん、身長169cmのモデル体型

授業が同じで地元も近くそこから意気投合した友人

「じゃーこれは？噂じゃ、工学部で3年の！竹先輩
Aのこと狙ってるらしいぞ」

ほれ！どうだ！興味あるでしょ？？とAちゃんは
満面の笑みを浮かべてちょっと、ドヤ顔気味

『それどこ情報よ』

私が少し呆れ笑いに聞くと、
Aちゃんは口をぷくっと膨らませて

「一昨日 Aがすっぽかしたコンパで
たまたま席がちょっと近くて聞こえてきたのー」

『さすが笑、聞き耳立てたんでしょ？』

「昔から地獄耳のサチコって呼ばれてたからね」

『サチコって誰よ笑Aちゃんに掠ってないじゃん』

「そこは気にしないー」

あはは、と笑いながら
日当たりのいい中庭のベンチにふたり座りながら

私はお昼のお弁当を口にする

今日の卵焼きはうまく作れたななんて思っていたら

、背後から何の気配もなく

「ふたりで何話してるの？」

っ、ゾワッと全身の毛が逆立つような

甘ったるい声が耳元で囁かれた

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

雪白 A

、大学一年生

、平均身長よりちょっと高い

、彼氏は長続きしない(最長で1ヶ月)

、幼馴染兼お隣さんの蓮くんは恋愛対象外