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「…よし、切れたぁ。」
キャスが終了しているのを確認し、テーブルの上に携帯を置く。…隣にいる彼は、少しだけ納得がいってないような顔をしているのだけども。
「ほんとに切れてます?」
ほんとに心配をしているというような顔をして私に聞いてくるありちゃんに、少しだけ笑いをこぼす。失礼な。
「切れてるってww私が配信切り忘れをしたことがありました?」
「なるせとかいうやつからタレコミは入ってるんよなww」
「…え!!??マジ!!??」
「wwマジマジww」
そういえば前…ありちゃんと付き合う前くらいの時、なるせちゃんとキャスをしていて、切り忘れをして私が鼻歌で笑点のテーマを歌って爆笑したなるせちゃんに『切り忘れてる』と報告された覚えがあるようなないような。
ありちゃんに『ねぇ聞いて聞いてありさかぁ』と楽しそうに言っているなるせちゃんの姿が思い浮かんで、はぁとため息をついた。
「…あいつ…」
「ww怖い、怖いんやってAさん?」
そう柔らかく笑う彼に、私も険しくしていた顔を緩めてふふとお互い笑いあう。
…あ、忘れ物があった。
「…そうだありちゃん。」
「どうしました?」
「ん!おはよう!」
くい、と少しだけ屈んで私の話を聞いてくれる彼に、めいっぱい腕を広げる。いつもなら起きる時彼にぎゅうっと抱きついているけど、今日は違ったから。
「…んふふ、おはようございます。Aさん。」
少しだけ私と似ている笑いを一つこぼして、照れる様子もなくぎゅうと私を抱きしめてくれる。まだ同棲する前は、ハグ一つでもぎこちなかったのに。
「…へへ、あったかい。」
「…Aさん、子供体温やし。」
「あっ、私のこと子供って言ったな?これでもありちゃんより年上なんですけど。」
「可愛いってことじゃないですかぁ。」
「…まぁ許そう。」
「wwちょろいww」
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瑠衣(プロフ) - a/r/s/kさんのお話少なめなので本当に嬉しいです♡更新の通知きたら楽しみすぎてすぐ見にきちゃいます🥰 (2022年10月3日 22時) (レス) @page13 id: cbbafd5869 (このIDを非表示/違反報告)
白夜(プロフ) - ほんとにありがとうございます好きですもはや生きがいですほんとに𝑩𝑰𝑮 𝑳𝑶𝑽𝑬______ (2022年10月3日 21時) (レス) @page14 id: 12c37bf99f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よる x他1人 | 作成日時:2022年10月1日 23時