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しばらく、なんとなく先生と見つめあっていたら。
みんながプッと笑い始めた。
宇佐美「ブッキー滑っちゃったねぇ〜〜」
水越「卒業式前だから浮かれちゃったんだよね?いいよいいよ、そーゆーブッキー嫌いじゃないよ?」
完全にナメたことを言い頬杖をついた水越。
馬鹿にしない方がいいんじゃないかなぁ?
今日の柊先生は違うよ?
水越の発言に皆が笑う中。
諏訪「ねぇ、もしかしてさ、卒業に関わる重要なことってこれ?このために全員出席するように呼びかけたの?」
唯月の質問に、
柊「そうだよ。」
先生は落ち着き払って答えた。
柊「卒業する前に是非、皆と一緒に解決しておきたいことがあって。」
解決しておきたいこと……?
石倉「んな事なら家で寝てりゃよかった」
甲斐「あほらし。帰るぞ」
『え、ちょっと隼人』
甲斐「飛鳥も帰るか?」
『帰んないでよ……』
甲斐「訳わかんねぇこと聞いてられっかよ。今日夜行くから、な?」
石倉「さよーならー!」
後ろのドアから出ていこうとする隼人たち。
あれ、後ろって開かないんじゃないっけ?
柊「扉は開かないよ。特殊な鍵をかけたから。」
特殊な鍵、ねぇ…
『やっぱり?てか先生前置き長いって笑』
柊「仕方ないだろう?騒ぐ奴らがいるんだから」
甲斐「チッ、さっきから訳わかんねぇこと言いやがって」
そう言って隼人が先生を殴りに行こうとする
『隼人!』
今はやめておいた方がいい。
甲斐「さっさとドア開けろよ!」
私の声など聞かず、先生の胸ぐらを掴んだ。
『隼人!』
先生は……やられるような人じゃない。
『隼人!』
駆け寄る私の前で先生は隼人を教卓に押しつけ、彼のポケットからナイフを取り出した。
柊「こんな物騒な物持ってきちゃ駄目だろ。没収だ」
甲斐「てめ…っ」
今度は石倉と須永と中尾が先生に向かって殴りかかった。
しかし、床に転がったのは3人の方だった。
先生は皆が思ってるような人と違うと思うけど。
今までとは全然違う。
先生が企んでいるのがなんなのか、
まだ読めない。
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碧珠(プロフ) - 作者の碧珠です。本作品の編集ができなくなってしまったので作成し直しました。同じ作品名なので検索していただくとでてきます。また読んで頂けたらと思います。 (2019年2月26日 21時) (レス) id: faa3585fc3 (このIDを非表示/違反報告)
そると - 面白い!!!更新楽しみにしてますね! (2019年2月5日 0時) (レス) id: 1a2852e490 (このIDを非表示/違反報告)
summer1374(プロフ) - 碧珠さん» いえ、ありがとうございました。 (2019年1月22日 16時) (レス) id: 41899e9978 (このIDを非表示/違反報告)
碧珠(プロフ) - summer1374さん» 直しましたので大丈夫かと思います。教えていただきありがとうございました。 (2019年1月22日 16時) (レス) id: faa3585fc3 (このIDを非表示/違反報告)
summer1374(プロフ) - あの名前を変換してもずっと飛鳥のままなんですが、お手数ですが直していただけないでしょうか? (2019年1月22日 7時) (レス) id: 41899e9978 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:碧珠 | 作成日時:2019年1月17日 1時