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私がこの村に来る以前からセノさんと交流があるらしいキャンディスは、またやってると言わんばかりの困惑顔。教令院内でも地位が高く、厳格であろう人がどうして急にジョークを言い出したのだろう。

( ……もしかして。 )



「私の緊張を和らげようとしてくれたんですか?」



セノさんが大マハマトラと聞いた瞬間、恐怖で身体が震えたほどだし、抱いた恐怖心が顔に出ていたと思うから。



「ああ。だが伝わらないジョークしか出来なかったな…」



猛省する、と言われてしまったので「私の理解力が足りなかっただけですので、私の方こそ猛省します」と返す。

七星召喚の対決で一度見合っているとはいえ、ほぼ初対面の人を相手にあんな態度を取るなんて失礼だっただろう。私の言葉にセノさんは「お前がそれでいいなら構わない」と零し、再びランバドフィッシュロールにかぶりつく。


それからキャンディスに、ここに来る前に一度七星召喚の対決を行っていたことを明かした。なるほど、と一人微笑むキャンディス。

その過程でそういえば、と一つ思い出したことがあった。



「どうして私が七星召喚のプレイヤーだって分かったんですか?」



対戦を申し込まれるまで、七星召喚について言及した訳でも彼の前でカードケースを見せた訳でもないというのに。



「今日は第一回七星召喚頂上決戦スメール大会の日だろう?」

「はい…」

「俺は職務があったから参加出来なかったんだが、少し暇が出来たからお前の予選を見ていたんだ」



( あの予選敗退の対決をですか……!? )
なんとお恥ずかしいところを……。そりゃ七星召喚のプレイヤーだと分かるわけだ……。



「でも、どうして私と対決を……?」

「お前の予選の対決を見ていたら無性に七星召喚がしたくなったんだ」



だから対戦を申し込んだ、と。

彼の対戦意欲を湧かせたという点では、これは喜んでもいいことなのだろうか。



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・→←02:アアル村の客人



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咲原(プロフ) - まるさん» 読んでくださり光栄です。。!ありがとうございます(˶' ᵕ ' ˶)! (8月13日 12時) (レス) id: 2d2082fe5f (このIDを非表示/違反報告)
まる - 最高でした!!お疲れ様です! (8月13日 6時) (レス) @page48 id: 626fa9ab7b (このIDを非表示/違反報告)
咲原(プロフ) - あいうさん» ご覧頂きありがとうございます!元ゲームの雰囲気を壊さずに慎重に書いていましたのでそう言っていただき光栄です……!自分らしく執筆を頑張りますね! (2023年2月21日 16時) (レス) id: 2d2082fe5f (このIDを非表示/違反報告)
あいう - セノの小説あまり無かったのでめっちゃ嬉しいです!話しも自然ですごいです。めっちゃ好きです。自分のペースで更新頑張って下さい!応援してます!! (2023年2月20日 1時) (レス) id: 914ffe60d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:咲原 | 作成日時:2023年1月19日 12時

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