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いや、可愛いとか思っちゃダメか。好きって気持ちが溢れたら、この想いを大事にしたいと思ってしまって、告白して砕ける気持ちなら言わない方がいいと守りに入ってしまう。



「……あ、そういえば、たい焼きいくらだった?」

「えっと…たしか150円だった気がするけど……」

「ごめん。財布置いてきちゃったから、次会った時に返すね」

「ううん、ゴン太が払うよ。これくらい払わせてよ」



胸に手を当てて、誇らしげに笑う。

紳士を目指しているゴン太くんだけど、意図せずこんなことが言えちゃうんだもんな……。もう十分紳士だよな……。



「そういえば、話したいことがあるってことで呼んでもらったんだったね。ごめん、たい焼きで話しづらくなっちゃったよね」

「ううん。美味しかったよ。大丈夫」



リップちょっと落ちちゃったかも、と思いつつ、ゴン太くんに向き直る。

今からフラれるというのにそこまで気鬱ではないのは、ゴン太くんは『フったから友達に戻るのは気まずい』という思考に辿り着かなそうだからである。

( …いやでも、紳士なゴン太くんなら相手のことを思って──とか、ゼロじゃない気がしてきた……。 )
どうしよう、気鬱が発動してきた。いやもう、気鬱マックスになる前に言ってしまえ。



「私、ゴン太くんが好き」

「え……」

「…………」

「えぇっ!?」



大きな声で驚いた後、凍りついたかのようにフリーズしてしまった。瞳だけは右往左往していて、動揺が伺えるのだが、これは私から何か言った方がいいのだろうか。

気の利いた一言などないかと脳を回転させようとした時、その右往左往していた瞳が真っ直ぐこちらを見ていることに気がついた。



「ゴン太も……好きだよ。高宮さんが」

「え……」

「好きだよ」

「えぇ!?嘘!?」



そう言った直後に、ゴン太くんが嘘をつくはずがない、とは思ったのだが。



「え、好きって…あの、私の好きはゴン太くんに恋してるっていうやつなんだけど……」





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◆→←◆Beige P!nk(獄原)



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咲原(プロフ) - ももかさん» リクエストありがとうございます!申し訳ありませんが、別の短編集にて書かせていただきますね。お手数お掛けします。。! (11月25日 13時) (レス) id: 2d2082fe5f (このIDを非表示/違反報告)
ももか - 夢野秘密子ちゃんと夢主ちゃんが恋愛をしていて...恋人で両ヤンデレのお話が見たいです...!! (11月11日 13時) (レス) id: dc5ce1bb66 (このIDを非表示/違反報告)
咲原(プロフ) - ♡さん» 確認が遅れてしまい、申し訳ありません。大変有難いお言葉です……(;;)!リクエスト了解致しました! (9月27日 20時) (レス) id: 2d2082fe5f (このIDを非表示/違反報告)
- 初コメ失礼します!咲原さんの夢小説めっちゃ好きです!!あの…もしよろしければゴン太くんのやつみたいなキュンキュンする真宮寺くんの夢小説書いてくださりませんか…? (8月20日 1時) (レス) @page27 id: 1e4698083a (このIDを非表示/違反報告)
咲原(プロフ) - オンブルさん» オンブルさんお久しぶりですー!リクエスト了解致しました!気合を入れて甘く仕上げさせていただきますね。。! (8月13日 12時) (レス) id: 2d2082fe5f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:咲原 | 作成日時:2022年12月5日 18時

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