男装した女の子は船長をしています

6 フライング・ダッチマン号 ページ9

波に揺られながら日々を過ごしていると…

コンコン

ドアをノックする音が聞こえた

貴方「誰だ？」
ルーク「ルーク・ドワイトです」
貴方「(ルークならいいか…)入れ」

私はまだ男装していないが、ルークを入れた

ルーク「失礼しま…！！////」
貴方「おはようルーク」
ルーク「も、申し訳ございません 着替え中に////」
貴方「いや、大丈夫だ すまないな見苦しい姿だろ」
ルーク「いえ！そんな事は決してありません////」

私はルークを部屋に入れて片方の目に包帯を巻き始めた

貴方「で、どうしたんだ？」
ルーク「あ、雲行きが怪しくなってきたのでそれをお伝えしようと…////」

ルークは顔を下にして言った

貴方「そうか…(雲行きが怪しいか…)」

私は髪を括りバンダナの中に入れていつもの格好に戻った

貴方「よし、行くか」
ルーク「はい(いつもの姿になった…)」

私はみんながいるところに向かった
そして、外を見た

確かに雲行きがおかしい…

貴方「何か来るな…」

私がそう呟くと部下の一人が叫んだ

部下「船長！前方に怪しい雲と船があります！」
貴方「！」

私はすぐにその場所に向かい

貴方「望遠鏡を持ってきてくれ」
ルーク「どうぞ」

私は望遠鏡で前方の船を見た

貴方「！フライング・ダッチマン号」
ルーク「！フライング・ダッチマン号って確か…幽霊船の」
貴方「あぁ…」

今すぐに逃げても絶対に追いつかれる…

ルーク「船長どうしますか？」
貴方「…そのまま直進だ」
みんな「！？」
部下「だ、大丈夫なんでしょうか！？」

みんなは怯えていた

貴方「大丈夫だ…みんなは下に隠れていてくれ俺がなんとかする」
みんな「！」
部下「そ、そんな船長をおいてなんて！」
部下「俺たちにはできません！」
貴方「大丈夫だ…俺を信じろ」

そう言ってみんなを無理やり下に行かせた

貴方「ルーク お前も下に降りろ」
ルーク「それはできません 俺は航海士です 船長のお側にいます」
貴方「…フッ そうか」

私は軽く笑い前を向いた
そして、イーグル号の隣にフライング・ダッチマン号がやってきた

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