Leber 41 ページ47
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血を薙ぎ払い、かっこよく決める。
かっこいいな、七海先生。
『悠二ぃー後ろォ〜〜！』
素手で防いだけど遅く、壁に投げられた。
「よそ見は感心しませんね…」
「話し掛けたのだァーれっ！！！」
暇な私は柵に乗っかかり、煙を手頃サイズなボール状にしてポンポンと跳ねて優雅に遊ぶ。煙草の残りはもう少ない。
悠二が深呼吸をして拳を中心にした呪力が流れる。
��
呪霊の片胸に拳サイズの穴が開き、呪霊が唸る。
《あぁ、焦れったいねえ？》
だね。
『とどめ、刺しちゃいましょーか？』
「椎葉さん、トドメは待ってください！
これを見てください。私の相手を撮影しました。」
いつの間に。
「えっ…呪霊ってこういうの映んないんじゃ……？」
『_____えっ？？』
「落ち着いて聞いてください。
私たちが戦っていたのは________人間です。」
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所変わって別所。
今、七海先生と電話しているのは、あの時の、司法解剖室のような場所にいた家入硝子_____基、硝子さん。
_ _「元人間と言った方がいいかな。映画館の3人と同じだな。呪術で身体の形を無理矢理変えられてる」
「それだけなら初めに気付けますよ。私たちが戦った3人は、呪霊のように呪力がみなぎっていた。」
_ _「そればっかりは犯人に術式のことを聞くしかないな。ただ脳幹の辺りにいじられた形跡がある。恐らく意識障害、錯乱状態を作り出すためだろう。
脳までいじれるなら、呪力を使えるように人間を改造することも可能かも知れん。
脳と呪力の関係は、まだまだブラックボックスだからな…
そうだ！虎杖と椎葉は聞いてるか？」
「『あ、うす。／はい。』」
七海先生が端末をこちらに向けてスピーカーをオンにする。
「コイツらの死因はザックリ言うと身体を改造させられたことによるショック死だ。君達が殺したんじゃない。
その辺り、履き違えるなよ」
「『はい…………』」
ツーツーっと音が鳴ったので端末をタップして通話を切る。
「どっちもさ、俺にとっては同じ重さの他人の死だ。それでもこれは…気味が悪すぎだろ…！！！！！！！」
悠二の握った手にギュッと心臓がつっかえる。
私は、私は、とどめ、刺しちゃった。早々に。
私が殺したも同然だろ。
唇をギューッと噛むとどこかで血の味がした。
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ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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しどけ(プロフ) - のあさん» パクりでなければALL OKです！是非コメ欄に作品のURL載せてください。見ます。拝見させてくだしゃ〜い！！！ (2020年12月27日 23時) (
レス) id: 6311bbd282 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - ……こんな感じの奴私も真似していいですか？(おい) (2020年12月27日 15時) (レス) id: bf824fd5e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しどけ | 作成日時：2020年11月28日 20時
