#頼る ページ4
「……きますかね」
「くるだろ。それに、アイツはそんな非情なやつじゃねぇ。ライバルのオレさまが言うんだ、安心しろ」
キバナさんの優しい声が、私の涙腺を緩ませた。
泣くかもしれない、と反射的に感じて、慌てて俯いた。
人前で泣くのは好きじゃない。
「……お前は溜め込みすぎだ。もっと周りを見ろ。人に頼れ。そんでもっと甘えろ」
……それなのに、キバナさんは私の頭に手を乗せてきた。そしてもっと涙腺を緩ませてきた。
なんでだろう。キバナさんなら……とすべて、私の全部を預けてしまいたくなる。
キバナさんだっていろいろあるし、ジムリーダーなんだから暇じゃないはずなのに……。
「迷惑がかかるとか余計なこと考えんな。……Aに元気がねえと、オレさま仕事も手につかねえんだけど」
「〜〜〜〜っ、キバナさっ……！！」
水から出てキバナさんの胸の中へ飛び込んだ。
自分が濡れてるんだから抱きついたらキバナさんも濡れるって頭ではわかってるのに、体は言うことを聞いてくれない。
「……今までよくひとりで頑張ったな」
泣きじゃくる私をずっと抱きしめてくれていて、泣き疲れるまで、キバナさんは私を抱きしめてくれた。
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- 恋愛運: ★★★☆☆
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革ベルト
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ダイヤ様 - 続編おめでとうございます！これからも更新頑張ってくださいね、応援してます！！私もポケモンの夢小説を書いているので、そちらも是非読んでみてください！ (2021年4月26日 21時) (
レス) id: b170f27b25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マカロン | 作成日時：2021年4月26日 21時
