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──11/13・金──
今日の放課後もお助け部の活動を行った。伏見さんが生徒会の整理をしたいらしく手伝っていた。まぁ、私は生徒会の仲間なので手伝うとは少し違うけれど。
「大変なんだね、生徒会も」
「はい。放っておくと資料が溜まっていく一方で･･･あ！小田桐先輩には内緒にして下さい。手伝ってもらったこと・・・」
「りょーかい」
するとタイマーが鳴った。お助け終了の時間だ。
『もう、終わりみたいだね』
「助かりました、ありがとうございます」
「ごめんね、本当はもっと手伝ってあげたいんだけど」
「次の予約が入ってるんだ」
次の予約･･･それは風花からだった。私は生徒会なので引き続き伏見さんの手伝いをしていた。
「結城さんは良かったんですか？行かなくて･･･」
『あ、うん。大丈夫だよ、2人に任せる！それに私は生徒会だし、片付けるのは普通のことだよ』
「ありがとうございます」
伏見さんは嬉しそうに笑っていた。･･･風花の事も気になるけど。たぶん、夏紀ちゃんとの事だ。急な転校なんて･･･最後まで過ごしたかったな。
◆
整理も終え、帰ろうとすると望月くんに話しかけられた。お兄ちゃんはバイトがあるらしく先に帰ったとのこと。2人で学校を出ようとすると何人かの女の子に囲まれた。
「あ、リョージくん。今帰りなの？」
「あっ、ミカコちゃん」
「リョージじゃん。ねー、どっか行くの？」
あらら、どうしよう。私、邪魔かな？そんな事を考えていると望月くんが口を開いた。
「悪いけど、今日は先約があるんだ。今度また･･･」
「えー、今度っていつぅ？」
「そうだ、今夜君の夢の中に会いに行くよ」
「やぁだー、もー！」
望月くんは女の子たちに愛想を振りまいている。ほんとに邪魔になってるかもしれない。こっそり帰ろうかな･･･｡
「ふふっ、やだなぁ。みんな可愛いから、選ぶなんて出来ないよ･･･でもごめんね、僕の今日のお姫様は決まってるんだ」
『っ！』
そろっと帰ろうと足を踏み出した時に望月くんが私の手を引いた。･･･視線がとても痛い。そしてデジャヴュを感じる。
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嫌われ者(プロフ) - ルナさん» こっちの方にもコメントありがとうございます(*^^*)次の更新をお楽しみくださいね (2021年12月27日 8時) (
レス) @page32 id: f438d46a26 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 今回のイラスト、とても幻想的で綺麗でした。ラストが近づいて来ていて、これからの展開がすごく楽しみです。頑張ってくださいq(*･ω･*)pﾌｧｲﾄ! (2021年12月27日 3時) (レス) @page32 id: 5abf626923 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嫌われ者 | 作成日時：2021年11月28日 15時
