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「ポリデュークス！」
「ネメシス！」
「コイツら調子に乗りおって･･･！」
ストレガにいる少女が順平くんの首筋にナイフを当てて威嚇していたが、隙をついて順平くん自身が体当たりし、少女を突き飛ばす。
先程の戦況とは一転し、私たちが有利になっていく。
「トドメを希望します！」
「ジークフリード！」
「終わらせるんだ、結城！」
「あとは頼んだよ！」
お兄ちゃんの攻撃により、最後のシャドウは消滅していった。
«･･･あぁ、やっと･･･»
『･･･』
やっと･･･？
シャドウの言葉･･･気になるけれど、もう終わったんだ･･･気にすることなんて無いよね･･･？
──11/4・月──
誰かの気配がして目が覚めた。
「おはよう」
『っえ、ファルロス？』
陽が出てるうちに会うのは初めてだ･･･
「こうして陽の出てる時間に会うの、初めてだね」
『うん、なんだか変な感じ』
「いい天気だね･･･今朝はほんとの意味で新しい朝だ。君にとっても、そして僕にとってもね」
『どういう事？』
ファルロスはベットに腰を下ろして私を見つめた。
「今まで集まっていった記憶のカケラ･･･ついに、全部繋がったんだ。僕は、僕自身の役割がハッキリ分かった。来るべき時の訪れだ」
『･･･』
「本当は辛いことだけど、でも言うよ。お別れしなきゃ･･･君と」
『そんな･･･』
お別れ･･･？ファルロスと？
『･･･いやだよ』
「･･････今だから分かる･･･君と友達になれたことは、僕にとって奇跡みたいなものなんだ。でも奇跡は･･･永遠には続かない。永遠だったら、いいんだけどね」
『･･･うん』
「君と会えた事は僕の宝物だ。たとえ今日が最後になっても、"絆"が僕らをいつまでも繋いでる･･･忘れないで」
ファルロスは私の手を掴んでくれた。
青く澄んだ瞳･･･懐かしくてなんだか落ち着く･･･私は･･･私はこの目が好きなんだ、なんでだろうね。
ファルロスとの絆を感じた･･･
──我は汝･･･汝は我･･･汝、ついに真実の絆を得たり。ここに、"死神"の力は、その最奥を開かれたり。──
「今まで楽しかった･･･じゃあね」
『あ･･･』
ファルロスは消えてしまった。
･･･もう見ることが出来ない背中。
そろそろ、行かないと･･･
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嫌われ者(プロフ) - ルナさん» こっちの方にもコメントありがとうございます(*^^*)次の更新をお楽しみくださいね (2021年12月27日 8時) (
レス) @page32 id: f438d46a26 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 今回のイラスト、とても幻想的で綺麗でした。ラストが近づいて来ていて、これからの展開がすごく楽しみです。頑張ってくださいq(*･ω･*)pﾌｧｲﾄ! (2021年12月27日 3時) (レス) @page32 id: 5abf626923 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嫌われ者 | 作成日時：2021年11月28日 15時
