146 ページ9
伊織「奏弥のクラスのヤツが偶然拾ったんだと。んで"結城さんじゃね?"って教えてくれてさ」
『ふーん』
それなら私に直接渡せば・・・って渡しにくいか
伊織「その写真は回収したけどデータは残ってるからなぁ・・・」
『そっか・・・』
まあ、なんでもいいけど・・・
伊織「やっぱ、奏弥って結構モテんのな。写真とか普通なーだろ・・・こんな風に二人でメシとか食ってたらオレ、夜道危ないかも?ま、返り討ちにするけどさ、ハハ」
『ふふっ、大丈夫だよ。人に危害を与えるような人に好かれることした事ないから』
そう言うと思い出したかのように順平くんが違う話を持ち出した。
伊織「そう言えば6月始めに不良に絡まれた時さ、背負い投げしてたよな」
『え?ああ、そんな事もあったよね』
なんか前の話のような気がする・・・
伊織「あれ、凄かったな。なんか習ってたのか?」
『ん?別に習ってないよ?ただお父さんがもしもの時、こうするんだぞって・・・2歳?ぐらいに教わったのよ』
伊織「いや、2歳児に何教えてるんだよ」
『お父さんとお母さん、警察官だったから・・・』
伊織「ふーん、奏弥と理の両親、警察官だったんだな」
『あ・・・・・・そうね』
伊織「?」
お義父さんとお義母さんは違うんだけど・・・まあいいか
伊織「・・・まあ、けどさマジで気をつけろよ?勝手に写真撮る奴とかぜってーヤバい奴だから」
『ふふっ、ありがとう』
順平くんは本当に心配してくれてるみたい。
仲が深まった気がした・・・
伊織「さて、どうやって回収するかな・・・ま、それはオレが考えとくからさ。オマエはあんま、気にするな」
『別に気にしてないよ?』
伊織「・・・そっか・・・野太い神経してるんだな」
・・・なんか馬鹿にされた?
伊織「てか写真なんてなぁ・・・何に使うん──あー・・・いや、いいか。ハハ・・・」
『?』
順平くんと沢山話してから店を出た。
『私、ちょっと用事あるから先帰ってて』
伊織「おいおい、気をつけろって話しただろ?・・・あ、オレがついて行ってやろうか?」
『うんん。大丈夫、すぐに帰るから』
伊織「・・・分かった、気をつけろよ」
『うん!』
走ってポロニアンモールに行く。
伊織「・・・・・・」
37人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
嫌われ者(プロフ) - ルナさん» コメント、ありがとうございます(*^^*)頑張ります! (2021年3月16日 12時) (レス) id: f438d46a26 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 続編楽しみです!アイギスのところ良かったです!応援してます!(*>∀<*) (2021年3月16日 11時) (レス) id: 5abf626923 (このIDを非表示/違反報告)
嫌われ者(プロフ) - ルナさん» コメントありがとうございます(*^^*)見下ろす表現が難しかったので分かって貰えて嬉しいですっ!イラストはアイビスペイントを使って描いてます (2021年2月22日 18時) (レス) id: f438d46a26 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 書き忘れたのですが、イラストはなにで描いてますか? (2021年2月22日 18時) (レス) id: 5abf626923 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 160話のイラスト理君がハイライトの入っていない目で順平のことを見下しているのが殺気を感じました。これからもイラスト楽しみにしてます(*≧∀≦) (2021年2月22日 18時) (レス) id: 5abf626923 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:嫌われ者 | 作成日時:2021年2月13日 10時