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安心したのも束の間、シャドウを倒しても列車は停らない。
車掌室に入る順平くん。
・・・私も行かなきゃっ！
「奏弥、大丈夫？」
そう言って手を差し伸べるお兄ちゃん。
『大丈夫っ・・・それよりどうにかしないと！』
「えーっと・・・えーっと・・・ああ！駄目だ！！分かるわけねぇ！」
「そんな・・・！せっかくシャドウ倒したのに・・・」
『どうしたら・・・』
隣にいるお兄ちゃんは至って冷静だった。
「・・・って、何でそんなに落ち着いてるの！？列車停めなきゃ死んじゃうんだよ！！」
「なんだ、停めたいのか」
「え？」
お兄ちゃんはレバーを持つ。
「お前・・・分かんのか？」
「この前見た」
この前・・・？もしかして・・・
「この前って・・・あれゲームじゃん！馬鹿！辞めろ！」
お兄ちゃんは順平くんの声も聞かずにレバーを引く。
列車は前の列車のギリギリのところで停まった。
「停まっ・・・た」
「はぁ･･･」
「これでいい？」
「なんだよ、結局良いところ持っていきやがって・・・」
《今回はバックアップが至らなかった・・・済まない、私の力不足だ。シャドウの反応はもうない、良くやってくれた。安心して戻ってくれ》
私はふぅっと息を吐く。
・・・このシャドウ、何か言ってたよね
«ワレラヲ・・・アイシテ・・・»
・・・どういう意味なの？
愛してって？
「おい、奏弥？」
『へ？』
「もう、さっきから呼んでるのに」
「本当に大丈夫なの・・・？」
『大丈夫、大丈夫！ちょっと疲れちゃっただけだよ』
私たちは電車から降りて寮に戻った。
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嫌われ者(プロフ) - ルナさん» コメントありがとうございますー！！頑張ります！！！！ (2020年12月29日 1時) (
レス) id: f438d46a26 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - ペルソナ3が一番好きでこの作品が自分のなかでお気に入りです。これからも応援してます！ (2020年12月29日 0時) (レス) id: 5abf626923 (このIDを非表示/違反報告)
嫌われ者(プロフ) - Aさん» わー！！！コメントありがとうございます(*^^*)頑張りますーーー！！！！ (2020年11月10日 0時) (レス) id: 891b605fe1 (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - こんな素晴らしいペルソナ3の夢小説が見られて幸せです。久しぶりに追っかけたいシリーズができました。挿絵も綺麗で素敵です！これからも応援しております…！ (2020年11月10日 0時) (レス) id: 0554898f06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嫌われ者 | 作成日時：2020年6月27日 16時
