040 ◆ ページ43
すると前にいたシャドウが奥へと進んでいった。
「やろう！逃がすか！」
「待って！勝手にやんないでよ！」
「あぁ？あんなのオレ一人で十分だっつーの！」
『順平くん！！』
一人で行ってしまう順平くんを追う。
・・・二手に別れちゃうけどお兄ちゃんがいるから大丈夫だよね
と、シャドウが私の行く手を阻んだ。
天秤のような赤と水色に別れたシャドウ・・・
『よいしょっと！』
大鎌を振り斬る。
というかちょっと重いんだよね、これ・・・
『っや』
突然列車が動き出した。
《どうやら列車全体がシャドウに支配されているらしいな》
『そんな・・・』
《これはマズいぞ！このままだとひとつ前の列車に追突する！いいか、先頭車両に強い反応を感じる。多分、それがシャドウ本体だ》
なら早く行かないと順平くんが危ない・・・！
次々と来るシャドウを斬り倒しながら走っていく。
《急げ！時間がない！》
先頭車両に着いた時、倒れている順平くんと居座る大型シャドウがいた。
「ヤロウ！」
アギを使うもブフで返される。
このシャドウ、ブフを使うの・・・？厄介かも。シャドウに向かって走り出す。
「奏弥！？」
『ペルソナ！』
出来るだけ防御力を低下させるためにラクンダを使う私を見てシャドウは広げていた巻物で私に攻撃し出した。それを避けながら走る。
影時間のおかげで身体能力もわずかだけど向上しているっ！
『おーりゃっ！』
大鎌を振りかざした時、巻物に巻かれてしまう。
『わっ！』
「奏弥！！」
私は持ち上げられシャドウの傍に寄せられる。
そしてシャドウは私に頬擦りをした。
『え』
「は？」
意外な行動に呆気に取られる私たち。
『って、離しって、よ！』
身体をばたつかせて解けるように促すもだんだん巻き付く力が強くなっていく。
腕ごと巻かれてしまったので召喚機を取り出せないし、大鎌も巻かれた時に落としてしまった。
«・・・シテ»
『え・・・？』
このシャドウ・・・
「クソっ！ペルソナ！！」
順平くんが召喚機を頭に当てて、召喚する。
しかしペルソナは現れなかった。
「やっべぇ、燃料切れかよ・・・」
シャドウは氷を作り順平くんに向けて飛ばす。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 78人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
嫌われ者(プロフ) - ルナさん» コメントありがとうございますー！！頑張ります！！！！ (2020年12月29日 1時) (
レス) id: f438d46a26 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - ペルソナ3が一番好きでこの作品が自分のなかでお気に入りです。これからも応援してます！ (2020年12月29日 0時) (レス) id: 5abf626923 (このIDを非表示/違反報告)
嫌われ者(プロフ) - Aさん» わー！！！コメントありがとうございます(*^^*)頑張りますーーー！！！！ (2020年11月10日 0時) (レス) id: 891b605fe1 (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - こんな素晴らしいペルソナ3の夢小説が見られて幸せです。久しぶりに追っかけたいシリーズができました。挿絵も綺麗で素敵です！これからも応援しております…！ (2020年11月10日 0時) (レス) id: 0554898f06 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：嫌われ者 | 作成日時：2020年6月27日 16時
