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──5月9日・土──
満月の夜、私たちは駅に来ていた。
「今夜は満月か・・・なんか影時間に見ると不気味ね・・・」
『うん、それに何で黄緑っぽいんだろうねー』
「ねー」
と、そこでバイクに乗った桐条先輩がやって来た。
「遅れてすまない。シャドウの位置は駅から少し行った辺にある列車の内部だ」
「てことは線路を歩くってことですか？それって危ないんじゃ・・・」
「心配ない。影時間は機械は止まる。無論列車もだ、動くはずがない」
「いや、このバイク・・・」
バイクを楽しそうに見ていた順平くんが桐条先輩に問う。
機械は止まるのにバイクが止まらないのはおかしいって言いたいんだと思う・・・私もちょっと思った。
「これは特別製だ・・・結城、現場の指揮は任せるぞ」
「ちょ・・・！なんでコイツなんすか？コイツ、リーダーぽくないでしょ！」
「・・・頼めるな」
「分かりました」
「・・・よろしくね、結城くん！」
少しピリピリした空気を断ち切るようにゆかりはお兄ちゃんに話しかける。
「分かった」
「・・・っ、何でオレじゃねぇんだよ・・・」
私は隣で小さく呟いた順平くんを見ていた。
◆
モノレール橋を歩いていると列車が見えてきた。
「あれ・・・だよね」
《敵の反応は間違いなくその列車から出ている》
駅でもないのにドアが開いている列車に乗り込むために梯子に足をかける。
「あっち向け」
「はぁ！？なんでだよ・・・！」
お兄ちゃんは無理やり順平くんを明後日の方向に向けさせる。
「そうよ、順平。見えるじゃん！」
私の後ろにいるゆかりが言う。
見える・・・？あ、下着のことか
中に入るとやっぱり棺桶だらけだった。
『ドアが空いてるなんておかしいよね』
「確かに、まだ駅じゃないのに・・・」
その時列車のドアが閉まる。
順平くんが開けようとするもビクともしなかった。
《どうした、何があった！》
「それが・・・閉じ込められたみたいで」
桐条《っ、シャドウの罠か》
と、シャドウが現れる。
「出やがったな！」
「っ！こっちにも！」
前にいたシャドウとあとに来たシャドウに挟まれてしまった。
どうしよう・・・
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嫌われ者(プロフ) - ルナさん» コメントありがとうございますー！！頑張ります！！！！ (2020年12月29日 1時) (
レス) id: f438d46a26 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - ペルソナ3が一番好きでこの作品が自分のなかでお気に入りです。これからも応援してます！ (2020年12月29日 0時) (レス) id: 5abf626923 (このIDを非表示/違反報告)
嫌われ者(プロフ) - Aさん» わー！！！コメントありがとうございます(*^^*)頑張りますーーー！！！！ (2020年11月10日 0時) (レス) id: 891b605fe1 (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - こんな素晴らしいペルソナ3の夢小説が見られて幸せです。久しぶりに追っかけたいシリーズができました。挿絵も綺麗で素敵です！これからも応援しております…！ (2020年11月10日 0時) (レス) id: 0554898f06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嫌われ者 | 作成日時：2020年6月27日 16時
