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──4月18日・土──
お昼休み、お兄ちゃんに教科書を借りるためにF組の教室に入る。
お兄ちゃんは・・・あ、いた。どうやらクラスメイトと話していたようだ。
『お兄ちゃん！』
「奏弥。どうしたの？」
『数�兇龍飢塀饌澆靴討曚靴ぁΑΑΑ�
「ん、分かった」
話していた輪を切って話し掛けたせいか、クラスメイト2人の視線がちょっと怖い。
「転校生の妹か？」
お兄ちゃんの隣にいた茶髪の男の子が聞く。
「うん。はい、教科書」
「へぇー、可愛いじゃん！オレ、伊織順平！キミは？」
『え、えっと・・・結城奏弥です』
「おほぅ！名前も可愛い！よろしくな！！」
室内なのに帽子を被っている男の子は伊織くんって言うんだ・・・
というか、なんかフレンドリーな人だな。
「おいおい、その子困ってるだろ？俺は友近健二、よろしく」
『はい、よろしくお願いします』
なんかお兄ちゃんの友達、個性強いかも
『教科書、ありがとう。お兄ちゃん』
「うん」
「じゃあな、奏弥ッチ！」
ん、奏弥ッチ？ってあだ名かな。
手を振ってくれる伊織くんに小さく手を振り返して自分の教室に戻った。
◆
夜、ゆかりに呼ばれて後を着いて行く。
初めて入る場所だなんて考えていると、ゆかりがノックしてから扉を開いた。
「どうぞ」
中に入ると桐条先輩と・・・見慣れない人もいる。
「やあ」
奥にいる男性が笑った。
・・・なんだか怪しいかも？いや、さすがに失礼だよね。
「私は幾月修司。君らの理事長をしている者だ。あと初対面なのは真田くんだけかな？」
「真田明彦だ。よろしくな」
赤のカーディガンを着た先輩は真田さんという様だ。
綺麗な顔をしているのに額に怪我をしているのか絆創膏をしている。
「ま、掛けて」
理事長に促されて真田さんとお兄ちゃんの間に座る。
「さて、早速で悪いが君たちはひょっとして一日が24時間じゃない事を知ってたんじゃないのか？」
「はい」
『・・・まぁ』
「え、影時間に気づいてたの！？」
ゆかりは驚いたように言葉をかける。
「何時からかなのかは覚えてないけど気づいたらあったんです」
「そうか、君たちは知っての通り影時間は隠された時間だ。適性を持った者にのみ深夜の時に必ずやってくる、一日と一日の狭間の時間・・・それが影時間ってやつさ」
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嫌われ者(プロフ) - ルナさん» コメントありがとうございますー！！頑張ります！！！！ (2020年12月29日 1時) (
レス) id: f438d46a26 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - ペルソナ3が一番好きでこの作品が自分のなかでお気に入りです。これからも応援してます！ (2020年12月29日 0時) (レス) id: 5abf626923 (このIDを非表示/違反報告)
嫌われ者(プロフ) - Aさん» わー！！！コメントありがとうございます(*^^*)頑張りますーーー！！！！ (2020年11月10日 0時) (レス) id: 891b605fe1 (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - こんな素晴らしいペルソナ3の夢小説が見られて幸せです。久しぶりに追っかけたいシリーズができました。挿絵も綺麗で素敵です！これからも応援しております…！ (2020年11月10日 0時) (レス) id: 0554898f06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嫌われ者 | 作成日時：2020年6月27日 16時
