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望「……っ、ぁの、」
流星「……はい」
望「……のぞむ、って、呼んでくれませんか」
流星「……え、」
望「……年上やし、敬語も、
使って欲しくなくて、その、
……流星さんと、仲良くなりたいんです、」
もうこの際やし、って、
先を歩く彼に頭を下げると
彼は俺を見てまんまるく目を見開いた。
流星「……っ、」
望「……え、ぁの、ごめんなさい、僕、」
流星「っ、ううん、ちゃうの、っ、」
空気が抜けるみたいにそのままぽろんと
涙を落とした流星さんは、
焦る俺に首を振って笑う。
流星「……っ、おれ、」
望「……ん、？」
流星「……っ、ええの、俺なんかで、」
綺麗や、って、
やっぱり彼や、って、そう思った。
望「……もちろん、っ、」
涙を拭う彼に伸ばした手は、
直前で自信をなくして引っ込められる。
そんな俺に気づいた流星さんは、
その手を取って優しく抱きしめてくれた。
望「……っ、」
流星「……っ、流星って、呼んで、
のぞむ、も、敬語は、大丈夫やから、」
望「……ぇ、でも、」
流星「……、おねがい、」
俺より少し背の低い彼の、
甘い匂いに誘われたんか
うん、って首を縦に振った俺。
今日はしあわせな日やぁ、って
ニコニコ笑う彼を見て、
�陲舛磴鵑�頭を撫でたくなる気持ちが
分かった気がした。
望「……じゃあね、流星、」
流星「……、ぅん、」
病院の外のベンチに座って、
ふたりでずーっと話しとったら
あっという間に帰る時間になってもうて。
その頃にはもう、呼び捨ても敬語抜きも
お互い慣れてきとった。
流星「……また来てな、？」
眉を下げて寂しそうに俺を目で追う彼が
堪らなく可愛くて、もちろんって首を振る。
流星「……、ありがとう、のぞむ、」
望「……こちらこそ」
ひらひらと手を振ると、
彼の人差し指に付けられた指輪が
キラリと綺麗に光った。
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夏空(プロフ) - めめさん» ほんとですか〜〜！ありがとうございます( ;︎︎ ; )感想とっても嬉しいです！！クリスマスまでには完結させたいなあと考えていますので、ぜひたのしみにして頂けたら嬉しいです。ぜひTwitterにも遊びに来てくださいな！ (2021年12月18日 18時) (
レス) @page40 id: 863383abbd (このIDを非表示/違反報告)
めめ - エンディングの時からすごい好きで長編にしてくれてすごい嬉しかったです。毎回更新の日が嬉しくて待ちどうしいです二人がどうして出会ったのかが知れておもしろいです後悔がとても感動しました。これからも頑張ってください (2021年12月5日 20時) (レス) id: 3e215b69c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏空
| 作成日時：2021年8月18日 21時
