第19話 ページ19
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目的地に着くと、私は彼を探してキョロキョロと辺りを見回した。
遊園地、という場所において人を探すのは簡単ではないが、入口付近で待っていてくれているらしい。
電車の中で窓に映った自分の姿を何度も確認した。
だから大丈夫。
ただ、ひとつだけ気がかりなことといえば…。
『待ってる』
轟くんの事だった。
いや、彼は今日来なければ諦めるって言ってたし、もう何も心配はいらない。
そう、いらないいらない…。
って、轟くんのこと考えてる場合じゃない！
もう集合時間だし！
そう思い、私は気持ちを切り替えてもう一度辺りを見渡すと、探していた彼の姿を見つけた。
「レンくん、久しぶり！」
「おーA！」
手を振りながら駆け寄ると、彼も明るく返事をしてくれる。
「こんにちは！」
「こ、こんにちは…」
そのレンくんの後ろからひょこっと顔を出した女の子に、戸惑いながらも挨拶をし返す。
よく見ると、他にもいろいろ知らない人がいる。
でもみんな仲良さそうに話をしているから、きっと彼の友達なのだろう。
「え、と、レンくん、この人たちは…？」
「あれ、言ってなかったっけ？こいつらも今日一緒に行くから」
「あー…そうなんだ」
デートなのに何故？
という質問はできず、納得したフリをして、早速歩き出す彼らについて行った。
嫌な予感がするのは、きっと気の所為だよね…？
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なっつ(プロフ) - めっちゃハマりました〜！何回も読み直してます！続き待ってますね★ (2019年7月12日 8時) (
レス) id: 891cb8f982 (このIDを非表示/違反報告)
ヨシ - 轟君がピュアで可愛すぎる…！いいですね、ピュアろき君！更新楽しみにしてます！ (2019年7月3日 22時) (レス) id: 59138960e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨夜なつ | 作成日時：2019年5月24日 20時
