私は、皆のことが。３【東リべ】 (ページ24)

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何しに来たの？ページ24

半ば押し込む様に家に迎える。

『本当に何しに来たの…？』

私の状態、分かってる？
自分でやったんだけどさ。傷が痛むからもてなせないんだよ？
あの場に居たし知ってるよね。

蘭「なんだと思う？」
『……嫌がらせ…？』
蘭「は？」
『じょ、冗談だよ！』

睨まれたので弁解する。
がニコニコしながらこっちに来る。
え…もしかして、キレました？

『ごめ……痛っ！』

急な痛みに肩が跳ねた。
蘭ちゃんが手を握ってきたのだ。
ガラス片を持った方の手を。勿論痛い。
思わず涙目になりながら睨んだ。

『何すんの！？私の行動見てたでしょ！？』

ちょっと怒鳴っちゃったのにまだニコニコしてる。
怖いんですけど…。
すると間に竜胆君が入ってきた。

竜「見てたから来たんだよ。暫く不自由するだろうし何か手伝おうって事になったんだ。」
『え！本当？ありがとう！』

意外な事に手伝いに来てくれた模様。
お礼を言った直後、チャイムが鳴った。
ドアの外を覗くと何故かタケミっちがそこに居た。

『ちょ、蘭ちゃん、竜胆君！そっち行ってて！』
蘭「え～俺も迎えるよ～？」
『やめて？疑われるから。本当に。』

タケミっちなら知らない可能性もあるけど知ってたら終わる。
強引にリビングまで連れて行って竜胆君にもお願いした。
玄関の外に出て扉を閉める。

『どうしたの？タケミっち。』
タ「いえ、その…Aさんのお陰で場地君を助ける事が出来ました！ありがとうございます。」
『タケミっちのお陰だよ。タケミっちが教えてくれてたからぎりぎり助けられたの。』
タ「そんな事無いですよ！」

とお互いに言い続けているとタケミっちがふと思い出したかのように爆弾を投下する。

タ「あ、そういえば。Aさん、何か連絡きてないですか？」
『多分きてないけど…何で？』
タ「マイキー君が「Aん家に泊まりに行こーぜ！」って言ってたので。」

聞き返したけど変わらなかった。
しかも他のメンバーも頷いていたらしい。
皆～？本人の許可を取りましょ～？
いや、現実逃避している場合じゃない！今、家には灰谷兄弟が居るんだけど！？

『分かった。うん。教えてくれてありがとう。……………どうするかなぁ？』

タケミっちが帰って行ってから悩む。
どちらかに帰ってもらった方が良いよね…？
ここで会われると東卍の皆に裏切り者認定されちゃう。
悩みながら家に戻ると目の前に２人が立っていた。