私は、皆のことが。３【東リべ】 (ページ15)

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決戦前ページ15

決戦の作戦を思い出しながら廃車場に向かう。
東卍の人達に会いたくないし…と早めに到着すると知っている人物が。

蘭「あれ～？Aじゃん。何してんの？」
『…蘭ちゃん。何って抗争しに来たんだよ？ほら。』

と芭流覇羅の特攻服を見せる。

竜「え？お前、東卍じゃなかったか？」
『……裏切ったの。』

ストレートに聞いてきた。
言いにくかったからちょっと詰まっちゃったけど返した。

蘭「え～。じゃあ六本木でも良くない？芭流覇羅じゃなくてさ～。Aなら蘭ちゃん大歓迎！ね～竜胆。」
竜「まぁいんじゃね？」
蘭「ほら～竜胆も良いって言ってるよ？」
『待って、蘭ちゃん？それ以上言われると芭流覇羅の人達に何か勘違いされそうだから、やめて？』

こんなので疑われたら困るから！
かなり本気で訴えたら引いてくれた。
けど急に腕を掴まれた。

『な、何…？そろそろあっち行きたいんだけど…？』
蘭「A～。何でつけてねーの？」
『えっと？何を…？』
竜「買っただろ。ブレスレット。」

え。確かに買ったけどさ～。ずっとつけてたら邪魔なんだよね。
ていうか喧嘩とかする時に壊しちゃいそうで怖い。
邪魔とか言うと怒られそうなので

『喧嘩する時に壊しちゃいそうでつけれないんだよ…。』

と言う。
が今度は引いてくれない。
何なら酷くなった。

蘭「壊れたら俺らに連絡すれば良いじゃん。」
竜「また買えば良いだけだしな。」
『えぇ…。』

こちらが動ける可能性が一向に見えて来ない為、折れる。
…私、この人達相手に折れまくってない？
振り回されている事を自覚した。

『分かったよ…。なるべく壊さない様に頑張るけど、壊しても怒らないでね？』
竜「んな事で怒んねーよ。」
蘭「うんうん。だから安心して壊しな？」
『いや、自ら壊しには行かないよ…。じゃあね！』

逃げるかの如く急いでその場から離れる。
そして圭介と合流した。

『何処に隠れる？』
場「あの車が大量に積み上がってる所はどうだ？」
『お～良いんじゃない？』

暫くそこで話しているとレフェリー役の奴が言った。

「準備はいいかー！？主役共のぉ！！登場だぁ！！」

おお。迫力満点だ。
その中でも東卍の１番先頭にいるマイキーが見えた人達がざわついているのが分かった。
やっぱり有名人だね、マイキーは。いろんな所で注目を掻っ攫っていく。